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2026.9.11

PSMA標的治療

PSMA標的治療とは、前立腺がんに特化した新しい放射線療法の一つです。前立腺がんのなかでも、すでに転移をしており、標準的な治療では進行を制御できなくなった「去勢抵抗性前立腺がん」に、大きな効果が期待できます。PSMA(Prostate Specific Membrane Antigen)は、「前立腺特異的膜抗原」と言う意味で、前立腺がん細胞の表面に存在しているタンパク質です。前立腺がんの悪性度が高かったり進行すると、数十~百倍も強く認めるようになります。PMSA標的治療では、このPSMAにくっつく物質にさらに放射性同位元素(177-ルテチウム)つけたものを点滴します。体内でPSMAにくっついた物質から放射線が放出されることによって、前立腺がんだけを狙い撃ちして、細胞レベルの放射線療法を行うのがPSMA治療の基本的な原理となります。がん細胞だけを選択的に攻撃するため、正常な臓器への影響が少ないという点がPSMA標的治療の大きなメリットになります。

PSMA標的治療(ルテチウム-177標識薬)は、日本でも2024年に去勢抵抗性前立腺がんを対象に承認され、体制の整った医療機関で実施されています。

その効果は2017年から主要な国際学会で軒並み発表され、世界中で大変な注目を集めています。

しかし日本では、放射性物質の取り扱いに関する法的な制限があり、現在は国内でも実施施設が整備されつつあり、対象となるかは主治医・専門施設への確認が必要です。

PSMA標的治療について調べている方へ
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