直腸がん 69歳 女性
直腸がん術後再発の患者さまで、抗がん剤を開始しましたが、副作用が強く中止になりました。
放射線治療+プレシジョン免疫療法に変更したところ、再発部位、リンパ節転移の縮小、腫瘍マーカーの低下を認め、生活の質(QOL)も改善することができました。
診断名:直腸がん、局所再発、肺転移
経過:
がん検診で直腸がんを指摘されて、手術、抗がん剤を行うことになりました。それから2年後に再発。直腸がんの局所再発、肺転移を認めたため、抗がん剤を再開しましたが、副作用が強く抗がん剤治療は中断。主治医からは「もはや治療は無い」との宣告を受けました。
口コミでプレシジョンクリニックの免疫療法を聞き、当院受診。初診時は、局所の再発による右側下肢疼痛により歩行が困難な状況で、抗がん剤治療による強い倦怠感も認めていました。
治療:
直腸がんの局所再発部位と骨盤内リンパ節転移部位に放射線照射を行い、 同時に樹状細胞ワクチンを投与しました。
腫瘍マーカー:治療後にCEAが正常化
画像:再発部位のがんが消失すると同時に、転移したリンパ節も改善しました。
治療期間・回数:
樹状細胞ワクチン療法(4ヶ月・7回投与)
費用:
樹状細胞ワクチン療法(約280万円/セット(7回))
副作用・リスク:
プレシジョン免疫療法の副作用は基本的にほとんど認められることはありませんが、未知の副作用等が起こる可能性は否定できません。以下に、可能性のある副作用等についてお示しいたします。
樹状細胞ワクチン療法)
成分採血時:めまい、吐き気(迷走神経反射)、口の周り・手足のしびれ等
細胞培養時:培養時の細菌等の汚染等
ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱
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