肺がん 63歳 男性 ステージⅣの手術不能の肺がん。患者さまは医師であり、当グループの免疫療法の理論に理解を示されていた方です。プレシジョン免疫療法を受けられながら、現在も仕事を続けて6年を経過しています。長期の進行停止(6年)で 日常生活も変わりなく良好。現在、免疫チェックポイント阻害剤の併用も開始しました。 診断名:肺がん(ステージⅣ) 鎖骨上、縦郭リンパ節転移、対側肺転移 経過: 20XX年9月:ステージⅣの肺がんと診断、抗がん剤(パラプラチン+S-1)を開始 20XX+1年9月:プレシジョン免疫療法(樹状細胞ワクチン)開始、抗がん剤はアリムタへ変更 20XX+2年1月:抗がん剤はジェムザールへ変更 20XX+2年3月:抗がん剤はタキソテールへ変更 20XX+2年12月:抗がん剤はナベルビンへ変更 20XX+3年7月:オプジーボ開始、プレシジョン免疫療法はいったん中断 20XX+5年1月:抗がん剤はアリムタへ変更 20XX+5年8月:テセントリクへ変更 20XX+6年4月:抗がん剤(TS-1) へ変更 20XX+6年7月:オプジーボ再開+プレシジョン免疫療法併用 現在: 現在、副作用はなく併用を継続中です。プレシジョン免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)は29回目を投与中。肺がんは60×40mm(初回診断時は26㎜)で、6年かけてゆっくりと大きくなっている状況ですが、仕事を休むことなく、生活の質(QOL)は保たれたまま初回診断から6年経過しています。 治療期間・回数: 樹状細胞ワクチン療法(4ヶ月・7回投与) 費用: 樹状細胞ワクチン療法(約280万円/セット(7回)) 副作用・リスク: プレシジョン免疫療法の副作用は基本的にほとんど認められることはありませんが、未知の副作用等が起こる可能性は否定できません。以下に、可能性のある副作用等についてお示しいたします。 樹状細胞ワクチン療法) 成分採血時:めまい、吐き気(迷走神経反射)、口の周り・手足のしびれ等 細胞培養時:培養時の細菌等の汚染等 ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱
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