骨肉腫、軟骨肉腫、肺がん 34歳 女性 肺がん、軟骨肉腫、骨肉腫を患った患者さまです。手術+プレシジョン免疫療法で軟骨肉腫と肺がんは再発もせず、安定したため、プレシジョン免疫療法をいったん終了。ところが3年後に骨肉腫が出現。ご本人さまが出産を希望していたことから、抗がん剤治療の再開前に受精卵を保管、抗がん剤治療を開始しました。治療終了後、体外受精にて第一子を授かり、プレシジョン免疫療法を再開しました。現在は元気に子育て中です。 診断名:軟骨肉腫、肺癌、骨肉腫 主治医:T大学整形外科 既往歴:良性骨腫瘍(2歳) 経過: 2009年:軟骨肉腫の診断で手術。右肺に影が見つかるも経過観察をしていましたが、同年、新たに肺の影が出てきたため、手術。結果、軟骨肉腫の再発転移と診断されました。 2010年7月:翌年、新たに右肺に影を認めたため手術をしたところ、今度は原発性の肺がんと診断。主治医から抗がん剤治療はあまり効果がない割に副作用が強いという説明をうけたため、抗がん剤治療は行わず、プレシジョンクリニックグループの治療を受けることになりました。 2011年6月:再発予防を目的にプレシジョン免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)を実施。1セット終了後、以前より存在していた肺の影も変わらないことから、同療法を継続していくことになりました。 2012年:手術2年後再発がないため、治療を1ヶ月間隔から2ヶ月間隔に変更。 2014年:その後も経過良好のため、プレシジョン免疫療法は中止となりました。 2017年2月:治療終了3年後、第五頸椎に骨肉腫が発覚。肺の転移もあったため、抗がん剤治療を勧められましたが、妊娠を希望していたため、一旦受精卵を保存した上で抗がん剤治療を行うことになりました。 2018年:その後の経過は良好であったため、体外受精を実施。2019年7月に無事出産することができました。 2019年:現在、樹状細胞ワクチン療法の再開をすべくプレシジョンクリニックグループに再来院。全身状態は変わらず良好です。 治療期間・回数: 樹状細胞ワクチン療法(4ヶ月・7回投与) 費用: 樹状細胞ワクチン療法(約280万円/セット(7回)) 副作用・リスク: プレシジョン免疫療法の副作用は基本的にほとんど認められることはありませんが、未知の副作用等が起こる可能性は否定できません。以下に、可能性のある副作用等についてお示しいたします。 樹状細胞ワクチン療法) 成分採血時:めまい、吐き気(迷走神経反射)、口の周り・手足のしびれ等 細胞培養時:培養時の細菌等の汚染等 ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱
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