投稿日:2024.1.1/更新日:2026.9.21
膵臓がんについての詳細な情報と最新の治療法をご紹介します。
膵臓がん(すい臓がん)は、膵臓に発生する悪性腫瘍で、進行が早く治療が難しいがんとして知られています。「膵癌(すいがん)」とも呼ばれますが、同じ病気を指します。
膵臓は、血糖値を調整するホルモン(インスリンやグルカゴン)を分泌し、消化酵素を作る重要な器官です。
腫瘍が発生すると消化不良や血糖値の異常、他臓器への早期転移リスクが生じます。
膵臓がんの原因は完全には解明されていませんが、以下のリスク要因が挙げられます。
これらを把握し、早期発見につなげることが重要です。
膵臓がんは、初期段階でははっきりした症状が現れにくいのが特徴です。以下の症状がある場合は注意が必要です。
症状が現れた時点で進行していることが多いため、定期的な健康診断が重要です。
膵臓がんの治療法は、進行度(ステージ)に応じて以下のように分類されます。
完全に切除できる場合、膵頭十二指腸切除術などが行われます。
ゲムシタビン、アブラキサン、オニバイドやFOLFIRINOX療法が使用されます。
手術後の補助療法や進行がんに対して使用される場合があります。
免疫チェックポイント阻害剤やがんワクチンが注目されています。
膵臓がんの診断には以下の検査が用いられます。
家族歴や慢性膵炎がある方は、定期的な検査が推奨されます。
2024年現在、膵臓がん治療で注目されているのは、標的療法や個別化医療です。
これらの技術は、治療成績を大きく向上させる可能性があります。
監修医師
矢﨑 雄一郎医師
免疫療法・研究開発
東海大学医学部を卒業後、消化器外科医として医療機関に従事したのち、東京大学医科学研究所で免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)の開発に従事。現在はプレシジョンメディカルケア理事長として活躍中。専門分野は免疫療法及び消化器外科。著書『免疫力をあなどるな!』をはじめ、医学書の執筆も手がけ、医療知識の普及にも貢献。免疫療法の開発企業であるテラ株式会社の創業者。