膵臓がんの方へ

膵臓がん「ステージ4」専門外来
当外来は世界の最新の膵臓がん治療情報に基づいた、ステージ4の膵臓がんのための専門外来です。

チーム「ブレイクスルー膵臓がん」
・抗がん剤(分子標的薬):明星智洋医師
・内視鏡診断/治療・研究開発:岡崎能久医師
・免疫療法・研究開発:矢﨑雄一郎医師
・栄養療法・研究開発:畠山昌樹医師

ブレイクスルーとは?
本質的かつ革新的な解決策で問題を突破すること。

それぞれの分野のプロフェッショナルが世界で注目されている最新の治療情報をもとに、チーム一丸であなたの膵臓がん治療「プレシジョンメディシン」に取り組みます。
私たちは、ステージ4の膵臓がん患者さまに以下の4つを提案しています。

  1. 今受けている標準治療に併用する膵臓がん治療
  2. 標準治療の選択肢がなくなった患者さまの膵臓がん治療
  3. 遺伝子検査に基づいた、理論上あなたの膵臓がんに合った治療
  4. 世界で注目をされている、臨床応用が進んでいる膵臓がん治療

このようなお悩みをお持ちの膵臓がん患者さまが来院されています

膵臓がんのステージ4と診断された
膵臓がんが再発・転移してしまった
有効な治療法がなく、緩和ケアを宣告された
抗がん剤の副作用に悩んでいる
ステージ4の膵臓がん治療のことなら私たちにご相談ください

膵臓がんとは

膵臓はからだの奥深くに存在するため、がんを見つけにくく、症状に気が付いたときにはがんが進行していることも少なくありません。早期発見が難しく、治療困難ながんとして知られる膵臓がんですが、近年では新しい治療法の開発も進み、患者さまがこれまで通りの生活を送ることもできるようになってきました。

膵管がん

膵臓の中心を通る膵管の上皮(膵管細胞)に発生するがんで、膵臓がんの約90%を占めます。 膵臓は膵頭、膵体、膵尾に分けられますが、膵臓がんの多くは、十二指腸に隣接した膵頭部に発生します。

神経内分泌腫瘍(神経内分泌がん)

悪性腫瘍全体の1~2%と発症率は少ないものの、子供から高齢者まで年代問わずに見られます。 血糖値を調整する働きを持つホルモンを分泌している細胞の塊(ランゲルハンス島)に発生します。

膵臓がんの標準治療

ステージ4の膵臓がんの標準治療は抗がん剤

ステージ4の膵臓がん患者さまが受けられている標準治療は基本的に抗がん剤治療です。
現在、膵臓がんの標準治療として承認されている抗がん剤は、ほぼすべてが「殺細胞性」抗がん剤と呼ばれるもので、がん細胞だけでなく、正常な細胞も攻撃してしまいます。そのため副作用が強く出てしまい、QOLが著しく低下してしまうケースも少なくありません。

当グループの膵臓がん治療

あなたの膵臓がん細胞の設計図をひもとき、膵臓がんの根本的な原因を突き止めます

あなたの膵臓がんにピタッとハマるがん治療とは?

膵臓がんはゲノムの異常で起こる病気です。ゲノム情報とはいわば細胞の設計図。
当グループではあなたの膵臓がんの設計図をひもとくことで暴走を繰り返しているあなたの膵臓がんの根本的な原因を突き止めます。
当グループの【強み】は、この設計図をひもとく遺伝子解析の専門の医師・研究者が在籍していることです。
膵臓がんの根本を除く治療が「プレシジョンメディシン」。
あなたのがんにピタッとハマるあなたのための膵臓がん治療です。

プレシジョンメディシンで
「あなたの膵臓がん」はどのように良くなるのか?

私たちが目指すステージ4の膵臓がん治療。
具体的には 膵臓がんの治療をしながらも 「元気な生活を取り戻し、維持していく」を目指します。
ではプレシジョンメディシンで、あなたの膵臓がんは具体的にどのように変わるのか?
当グループで治療されたステージ4の膵臓がん患者さまの治療経過を例にご紹介いたします。

膵臓がんステージ4

診断:膵臓がんステージ4(肺・肝臓の転移、腹膜播種)70代男性
 
他院で、膵臓がんの抗がん剤の中でも、もっとも強いタイプの抗がん剤(フォルフィリノックス・FOLFIRINOX)を受けたのち、重度の副作用(皮疹)が出現。
吐き気や食欲低下なども出てきたため、主治医から「もう、うちでは抗がん剤はできない。緩和ケアを考えましょう。」と告げられました。
そのような中、ご家族がインターネットを調べ、当グループの膵臓がん患者さまの口コミを見て関心を持たれ、ご来院されました。
 
来院時の状態は、
体力:自立歩行でのご来院
食事量:通常の60%弱→その直後に30%弱へと低下
腫瘍マーカー:CEAは80台、CA19-9は7,000台(いずれも上昇傾向)
でした。
 
患者さまのがんは明らかに勢いを増しており、すぐにプレシジョンメディシン(分子標的薬治療+プレシジョン免疫療法)の準備を始めました。
その間にも体力・食欲は日に日に低下。腹膜播種による腹痛も出てきて、食事量はあっという間に30%以下にまで落ち込みました。
麻薬系の痛み止めと消炎鎮痛剤を増量せざるを得ず、またたくまに自立歩行での来院も難しくなってしまいました。
 
1ヶ月弱の準備を経て、ようやくプレシジョンメディシンを開始。
当グループの中でも最も強力なプレシジョン免疫療法を選択しました。
免疫療法は本来、じわじわと効果を発揮させる中長期的な治療となるため、初診時に検査しておいた遺伝子検査(遺伝子パネル検査)の結果を参考に、患者さまにピタッとハマる抗がん剤(分子標的薬)も、免疫療法から半月ほど遅れてスタートしました。
このピタっとハマる抗がん剤(分子標的薬)は、まさにがんの勢いを抑える即効性を期待したお薬になります。
当初、抗がん剤は他院で副作用のため使えないと宣告されていました。したがって、当医師チームではお薬の副作用リスクについて十分な議論を重ねた上で、慎重に抗がん剤(分子標的薬)治療を開始することになりました。
 
さて、免疫療法と抗がん剤(分子標的薬)を開始してからもなお、腫瘍マーカー(CA19-9)の数値は上昇し続け、7,000から既に15,000を超えている状態でした。
 
もはやこの膵臓がんの勢いは当院のプレシジョンメディシンでも抑えることはできないか?と、不安が頭によぎりました。
 
しかし、その直後から反転し、患者さまの体調はみるみる改善。食事量は30%弱から80%にまで一気に回復。なんとゼリーやおかゆのような流動食から、普通にお肉(ヒレステーキ)のようなものまで食べられるように回復しました。
 
その後に調べた腫瘍マーカーは1カ月で、
CA19-9:1,600(ピーク15,000)
CEA:36(ピーク120)
までに劇的に低下。
 
他院で悩まされていた抗がん剤の副作用については、頭や顔を中心に皮疹がみられたものの、それ以外に日常生活を阻害するような副作用はなく、対症療法で様子をみることができました。
 
即効治療である分子標的薬がピタっとハマり、腹部にピンポンボール大にまで大きく触れていたしこり(膵臓がんによる腹膜播種)も触れなくなり、痛みもきれいに消失。飲んでいた痛み止めを終了することができました。
 
何よりお顔や言葉に力がみなぎり、ご自身で当院にお電話をかけてくるようになり、再び自立歩行で来院できるまでになりました。
 

プレシジョンメディシンによる変化

私たちが目指すステージ4の膵臓がん治療は、ご病気の前のような元気な日常生活を取り戻し、維持していくことです。
特にステージ4という状況においては、一度低下した体力・食欲を取り戻すことは容易ではありません。
この症例は、即効性が期待できる治療(分子標的薬)で日に日に悪化していった状況をV字回復させることに成功、それを維持していく中長期的な治療(免疫療法)を上手く組み合わせていくことで良好な経過が得られた患者さまになります。
いずれも副作用の負担が少ないことが特徴であり、患者さまのご希望に沿うことができたということで、患者さま・ご家族にご評価いただいております。

膵臓がんの治療にかける当グループの想い

プレシジョンクリニックグループは、治療実績数、学術論文数ともに、ステージ4の膵臓がん治療を最も得意としています。

 
膵臓がんは、もっとも悪性度の高いがんの一つであり、ステージ4にもなると、画一的な治療では限界があります。
私たちは『ステージ4の膵臓がん治療にブレイクスルー(=本質的かつ革新的な解決策で問題を突破する)を。』を合言葉にこの限界を突破し、今まさに膵臓がんの治療でお悩みの患者さまに貢献していきます。

チーム「ブレイクスルー膵臓がん」 
矢﨑 雄一郎

ステージ4の膵臓がん治療のことなら私たちにご相談ください