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TOP コラム 肺癌の症状は?初期〜末期にみられる症状&早期発見する方法を解説

投稿日:2026.1.23/更新日:2026.1.23

肺癌の症状は?初期〜末期にみられる症状&早期発見する方法を解説

肺癌は、日本人の死亡数が多いがんのひとつです。男性ではもっとも多く、女性でも上位を占めるこの病気は、早期には症状が現れにくいという特徴があります。そのため、気づいたときにはすでに進行していたということがよくあります。

しかし、早期に発見できれば治療の選択肢も広がり、完治が期待できる可能性も高まります。

本記事では、肺癌が発生する仕組みや初期症状、進行した肺癌の症状、早期発見するための方法などについて詳しく解説します。

肺癌とは

肺癌は、肺の細胞ががん化して異常に増殖していく病気です。まずは、肺癌の概要について解説します。

肺癌が発生する仕組み

肺癌は、長期にわたり発がん物質にさらされることや、複数の遺伝子変異が蓄積することで発生すると考えられています。喫煙は肺癌の発生と強く関連しており、肺癌全体の約85%で喫煙との関わりが認められます。たばこの煙には多くの有害物質や発がん性物質が含まれており、これらが肺の細胞を傷つけます。
喫煙は肺がんの最大の危険因子で、たばこ煙は国際がん研究機関(IARC)が「ヒトに対する発がん性あり(Group 1)」と分類しています。

また、喫煙歴のない方では、特定の遺伝子変異が肺癌の原因となる可能性が高いとされています。喫煙以外にも、アスベストへの職業的な接触や、大気汚染、家族歴、年齢などがリスク要因として挙げられています。腺がんは末梢肺に発生することが多く、早期は無症状となりやすいことが知られています。

肺癌と他の癌との違い

肺は全身から血液が集まる臓器であり、豊富な血管とリンパ管が張り巡らされているため、がん細胞が他の臓器へ転移しやすいという特徴があります。肺癌は骨や脳、肝臓、副腎、リンパ節などへの転移が起こりやすく、これらは「好発部位」とされています。また、肺癌全体の半数以上を占める腺がんは、肺の奥の末梢部に発生するため、初期段階では無症状であることが多く、発見時にはすでに進行していることも。このような転移のしやすさと、初期症状に乏しいことが、肺癌の特徴的な点です。

肺癌の初期症状

肺癌には初期症状として特有の症状があるわけではありませんが、咳や痰、発熱など風邪によく似た症状がみられることがあります。風邪との違いは、肺癌による咳や痰はなかなか改善しないことです。ここでは、肺癌の初期症状について解説します。

よくみられる症状

肺癌の主な症状としては、咳や痰、血痰(痰に血が混じる)、胸の痛み、動いたときの息苦しさや動悸、発熱などが挙げられます。これらの症状は気管支炎や肺炎などでも一般的にみられるため、これらの症状だけで肺癌を断定することはできません。

受診の目安として、咳や痰が風邪でもないのに2週間以上続く場合や、痰に血が混じる場合には医療機関を受診することが推奨されています。また、発熱が5日以上続く場合にも医療機関を受診して検査を受けましょう。

気が付きにくい初期症状

肺癌は多くの場合、初期の自覚症状がありません。特に腺がんは肺の奥の末梢部に発症するため、初期の段階では無症状であることが多いとされています。初期の肺癌では症状が全くないことも多く、症状が出ても風邪や加齢による症状と見過ごされてしまうことがほとんどです。

しかも、初期症状が出てからの場合すでに進行期であることが多く、早期発見のためには定期的な肺がん検診が重要になります。

進行した肺癌の症状

肺癌が進行すると、さまざまな症状があらわれやすくなります。症状はがんの場所や転移した部位によって異なります。

肺癌中期でみられる症状

肺癌が進行すると、血痰や息切れ、呼吸困難などの症状を伴うことがあります。体を動かすと息苦しい、または動悸がするケースもみられます。気管支の入り口に近い部分で肺癌が大きくなると、気管支が狭くなり息苦しくなる症状がみられ、喘鳴(ヒューヒュー、ゼーゼーという音)が起こることもあります。進行につれて症状が強くなっていきます。また、胸の痛みを感じたり、体重が減少したりすることもあり、これらの症状が組み合わさって現れる場合もあります。

肺癌末期にみられる症状

肺癌末期では、がんの場所や遠隔転移が起きた場所によってさまざまな症状がみられますが、特に咳、息切れや痛みが多いとされています。がんが胸腔に広がると胸水が溜まり、肺を圧迫して呼吸がしにくくなります。息苦しくて仰向けで寝ることができない場合には、胸水が心臓を圧迫していることも。末期では持続的な咳、胸痛、呼吸困難、体重減少、疲労感などの症状が顕著になります。全身の倦怠感が強まり、食欲が低下することも多く、日常生活における活動が制限されることがあります。

転移後にみられる症状

脳に転移すると頭痛や吐き気、手足の麻痺、めまいなどの症状があらわれることがあります。脳の腫れによって頭蓋骨内の圧力が高まることで、これらの症状が引き起こされます。骨に転移した場合は痛みや骨折などがみられ、特に背骨に転移すると神経を圧迫して麻痺が生じることもあります。

肝臓に転移した場合は、疲労感・倦怠感、食欲不振、黄疸などの症状があらわれます。副腎に転移した場合は、腹痛や背部痛などがみられることがあります。転移したがんが小さいうちは症状がなく、画像検査で偶然見つかることもあります。

肺癌の早期発見のための方法

早期の肺癌は自覚症状がないため、検診は自覚症状がないうちに受けることが大切です。定期的な検診が早期発見につながります。ここからは、肺癌の早期発見のための方法について解説します。

検診を受ける

40歳から、1年に1度定期的に受診することが推奨されています。検診内容は胸部X線検査を行い、ヘビースモーカーの方など肺癌のリスクが高い人は喀痰細胞診も行います。喀痰細胞診の検査対象は喫煙指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が600以上の人と定められています。例えば、1日20本を30年間吸っていた方は喫煙指数が600となり、対象になります。

検診費用は自治体の場合、無料から1000円前後となっています。市区町村が実施する検診には費用の補助があるため、少ない負担で受診することができます。

精密検査を受ける

一次検査で肺癌の疑いが判明した場合は、胸部CT検査や生検検査などの精密検査によって確定診断します。胸部CT検査では、X線を使用して体の内部を3次元的に撮影し、肺癌の検出感度は9割程度とされています。胸部X線検査では見落としやすい淡い陰影の病変や、心臓や横隔膜と重なる部分の病変も発見することができます。

確定診断のためには、気管支鏡検査や経皮的針生検などで細胞や組織を採取して詳しく調べます。これらの検査によって、がんかどうか、がんの種類などを判断します。

ハイリスク群の方が受ける検査について

肺癌ハイリスク群(50歳以上で喫煙指数が600以上)の方は、胸部X線検査に喀痰細胞診を追加することで、早期がんの割合、切除率、5年生存率が上昇することが示されています。喀痰細胞診は身体への負担が少なく、簡便に行える検査です。特に喫煙と関係がある小細胞肺癌や肺扁平上皮がんといった肺中心部の気管支に発生するがん細胞を見つけることがあります。ハイリスクの方は積極的に検査を受けることが推奨されます。現在喫煙している方だけでなく、過去に喫煙していた方も対象となりますので、該当する方は定期的な検診と喀痰細胞診の受診を心がけましょう。

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