NUTRITIONAL THERAPY
目次
がんと戦う免疫に適した体内環境を作ります。主として抗炎症・抗酸化作用を通じて免疫環境を改善させ、免疫療法の効果を増強させます。薬剤、栄養剤、そして食事療法の3つから構成されます。
当グループの栄養療法は、薬剤、栄養剤、そして食事療法の3つから構成されています。これらの方法はいずれも臨床試験等でがん患者さまに対する効果が検証されており、当グループの治療方針に適したものを選定し、患者さまの血液データに基づいて提供しています。
基本的な考え方は、がんの炎症と抗酸化作用を抑え、がんと戦う免疫にとって有利な体内環境を作ることです。
当グループでは、がんと戦う免疫を活性化させる薬剤を組み合わせて使用します。これらの薬剤は単独でも効果が実証されていますが、当グループの主力である免疫療法の効果を高める基盤として用います。 がんと戦うリンパ球を活性化し、増殖を促進する一方で、がんによる炎症を抑えることで、がんが活動する上で都合の良い環境を排除します。
当グループの栄養療法のポイントの一つは、がん細胞が分泌する免疫抑制物質により減少したアミノ酸を補うことで、免疫機能を改善することです。 もう一つは、免疫が働くために重要な腸内環境を整え、免疫の働きをがんと戦う方向に調整することで、当グループの免疫療法の効果を高めることです。
がん治療において、食事療法が重要な役割を果たすことが明らかになっています。特に、糖質制限食と高脂肪食を組み合わせたケトン食療法は、栄養状態と免疫環境を整えることでがん治療に効果があると考えられています。
01
初回の医療相談では、ご持参いただいた血液検査の結果をもとに、患者さまに必要な栄養療法セットをご提案いたします。
担当医師が当グループの栄養療法について詳しくご説明いたしますので、些細なことでも気兼ねなくご相談ください。
薬剤
血液データをもとに、がんと戦う免疫を活性化させる薬剤を組み合わせて使用します。初診日から体内の免疫環境を改善させるための治療を開始します。
栄養剤
血液データをもとに、がんと戦う免疫を活性化させる栄養剤を組み合わせて使用します。初診日から体内の免疫環境を改善させるための治療を開始します。
食事療法
食事療法には、ご自宅で取り組む自己管理型と、専門の医師が管理する「ケトン食療法」の二つの選択肢があります。まずは自己管理から開始することができます。
02
当グループの栄養療法は、プレシジョン免疫療法の効果を引き出すための重要な土台(体内環境)作りを目的としています。抗がん剤のような即効性のある治療とは異なり、時間を要するものです。初診日から始めて、プレシジョン免疫療法に備えます。
当グループの栄養療法は、基本的に安全性の高い薬剤、栄養剤、食事療法の組み合わせで構成されています。しかし、それぞれの方法に特有の副作用が存在する場合があります。以下に概要を示しますが、詳細については医療相談時に担当医師にご確認ください。
※書類・資料がなくても、医療相談は受けられます。
監修医師
明星 智洋
元消化器外科医/日本を代表する免疫療法の開発企業『テラ株式会社』の創業者・ファウンダー
がん薬物療法専門医として、日々、がん診療の最前線で抗がん剤、分子標的薬、抗体医薬、免疫療法などの治療を行っています。がん薬物療法医の立場から、患者さまに合った安全で副作用の少ない分子標的薬治療を提案いたします。
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