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LYMPHOKINE-ACTIVATED KILLER CELL THERAPY

活性化リンパ球(LAK)療法

活性化リンパ球療法とは

がんと戦う兵隊役であるリンパ球を増やす免疫療法です。兵隊の中でも精鋭部隊を増やす樹状細胞ワクチン療法と併用することで、治療効果を高めます。
自分の細胞を用いるため、副作用が少なく、治療の負担が少ない(通院のみ)、というメリットがあります。

目的は兵隊(リンパ球)の総数を増やすこと

白血球の中のリンパ球(16.5%〜49.5%)にがんと戦う免疫細胞が存在します。その中でも精鋭部隊であるキラーT細胞が、がんを攻撃する主役です。 ただいくら精鋭部隊(キラーT細胞)が揃っていたとしても兵力数そのものが不足しているとがんと戦えません。
活性化リンパ球療法は、主にこの精鋭部隊であるキラーT細胞 をはじめとしてリンパ球(兵隊)の総数を増やすことを目的としています。
樹状細胞ワクチン療法によって精鋭部隊化したキラーT細胞を 、活性化リンパ球療法で さらに体外で増やし、攻撃力を高める治療法といえます。

精鋭部隊であるキラーT細胞を活性化

がんに対する免疫療法の効果を高めるためには、免疫の兵隊役であるリンパ球、中でも精鋭部隊であるキラーT細胞を活性化させることが欠かせません。
がん患者さまは、抗がん剤の副作用や悪液質(がん細胞による食欲減少、体重・筋力減少)により、リンパ球が減少・機能低下していることが少なくありません。そのため、キラーT細胞によるがん細胞への攻撃力が低下している可能性が高いといえます。
活性化リンパ球療法は、体外でリンパ球を増やし、減少・機能低下したキラーT細胞を量として補う治療法です。

兵隊(リンパ球)を約1,000倍に増やす

免疫の兵隊役であるリンパ球の不足を補うことで、がん対して数でも負けている免疫を強化するのが「活性化リンパ球療法」です。
患者さまから採取したリンパ球を約1,000倍にまで体外で増殖させ、体内に戻します。がんを攻撃する免疫の精鋭部隊「キラーT細胞」を、数の論理で「がんと戦える体」にしていきます。

「樹状細胞ワクチン療法」とセットで発揮する活性化リンパ球療法

免疫療法を成功させるためには、司令役と兵隊役の連携が重要です。 がんに対する免疫の司令役である樹状細胞ワクチン療法と、兵隊役であるキラーT細胞を増やす活性化リンパ球療法を組み合わせることで、より高い抗がん効果が期待できます。
プレシジョンクリニックグループでは、患者さまの免疫の状態に合わせて最適な免疫療法の組み合わせを提案しています。

活性化リンパ球療法が選ばれる理由

01

「樹状細胞ワクチン療法」との相乗効果

免疫の司令役であり、精鋭部隊であるキラーT細胞を作り出す樹状細胞ワクチン療法と、そのキラーT細胞を増やす活性化リンパ球療法を組み合わせることで、より高い抗がん効果が期待できます。

02

肺や肝臓のがんに効果

活性化リンパ球療法は、がんが肺や肝臓にある患者さまに対してエビデンスがあり、当グループにおいてもお勧めしています。 また、リンパ球数がそもそも少ない患者さまも良い適応と考えられます。

03

安全に、直ぐに開始できる免疫療法

活性化リンパ球療法は、採血後、2週間の培養を経て開始できる免疫療法です。患者さま自身の細胞を用いた治療のため、副作用が少ないのも特徴です。

活性化リンパ球療法の権威性

活性化リンパ球療法は、1985年に米がん研究所所長ローゼンバーグ博士が初めて報告して40年近くが経ちますが、今もなお、国内外を問わずがん治療に応用されています。
最近では、CAR-T療法のような遺伝子治療を組み合わせたリンパ球療法も出てきています。
本療法は、肝や肺のがんなど、いくつかの臨床研究において治療成果が報告されており、用途に応じて、安心してご利用いただける免疫方法です。

活性化リンパ球療法の流れ

01

医療相談

初回の医療相談では、患者さまおよびご家族さまからお話をお伺いしながら、当グループの治療ラインナップから患者さまに最適な治療方法をご提案いたします。
活性化リンパ球療法についても、担当医師が詳しくご説明いたしますので、些細なことでも気兼ねなくご相談ください。

02

血液検査

担当医師が、血液検査の結果を見ながら活性化リンパ球療法の適応を判断します。直近のデータがない方は、必要に応じて血液検査や画像検査を行います。

03

採血

抹消血を約20ml採取し、活性化リンパ球のもとになる細胞を取り出します。

04

活性化リンパ球の培養

採血で取り出したリンパ球を、厳重に管理された当グループの培養施設で培養します。活性化リンパ球の培養には、2週間かかります。

05

活性化リンパ球の投与

活性化リンパ球は、培養開始日から2週間後に点滴で体内に戻します。

06

治療の評価

活性化リンパ球療法の継続は、画像検査や血液検査の結果を見ながら判断いたします。

活性化リンパ球療法の副作用・リスク

本療法の副作用は軽度であり、まれに発熱を認める以外ほとんどありません。以下に、可能性のある副作用・リスクについてお示しいたします。

  • 細胞培養:培養時の細菌等の汚染、アルブミンの使用による未知の感染症
  • 点滴時:発熱、アレルギー

あらかじめご用意いただく書類・資料

  • 診療情報提供書(紹介状):かかりつけの医療機関が作成するもの
  • 臨床検査データ:血液検査・遺伝子パネル検査など、最近のもの
  • 画像検査データ:CD-R・DVD-Rなど、最近のもの
  • 使用中のお薬の内容が分かる書類、おくすり手帳、お薬の説明書など

費用

費用は1回約30万円となります。 カードでのお支払いも可能です。費用についてのご相談も行っておりますので、治療費でお悩みの場合はまずはご相談ください。

監修医師

矢﨑 雄一郎

元消化器外科医/日本を代表する免疫療法の開発企業『テラ株式会社』の創業者・ファウンダー

免疫療法・研究開発を担当。がん免疫療法、具体的には樹状細胞ワクチン療法の開発に2002年から関わってきました。プレシジョンクリニックグループにおいては代表として、日々プレシジョンメディシンの普及に取り組んでいます。

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