投稿日:2025.4.25/更新日:2025.4.25
脳に転移が見つかった肺がんステージ4の患者さまの治療経過です。標準治療(キイトルーダ)を開始し後に当グループの免疫療法(樹状細胞ワクチン)を開始しました。 樹状細胞ワクチンは、がんに反応するT細胞を体内で増やす役割があります。一方、キイトルーダ(抗PD-1抗体)は、そのT細胞ががんを攻撃できるように、がん細胞がかけた“ブレーキ”を外す働きがあります。 両者は相互補完的な治療であり、併用することでT細胞がより活発に働き、がんに対する免疫の力が高まります。