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TOP 症例 卵巣がん 卵巣がんステージ4、治療困難な腹膜播種が消失

卵巣がんステージ4、治療困難な腹膜播種が消失

卵巣がん 43歳 女性

腹膜播種のある卵巣がんステージⅣの患者さまです。抗がん剤治療に加えてプレシジョン免疫療法を始めたところ、腹膜播種は消失。現在は抗がん剤治療も終了し、再発なく経過しています。

診断名:卵巣がん、腹膜播種

経過:
20XX年6月:卵巣がん、腹膜播種(お腹の中に、がんが散らばった状態)と診断され、卵巣摘出術が行われました。術中所見では、骨盤から横隔膜まで広く腹膜播種を認め、がん性腹膜炎の状態でした。
20XX年7月:抗がん剤開始。
20XX年8月:同時にプレシジョン免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)開始。
20XX年10月:CT上、腹膜播種は消失。
20X+1年2月:抗がん剤終了。
20X+1年10月:現在、プレシジョン免疫療法のみで経過観察中。PET-CT、CTで再発兆候はなし。

治療期間・回数:
樹状細胞ワクチン療法(4ヶ月・7回投与)

費用:
樹状細胞ワクチン療法(約280万円/セット(7回))

副作用・リスク:
プレシジョン免疫療法の副作用は基本的にほとんど認められることはありませんが、未知の副作用等が起こる可能性は否定できません。以下に、可能性のある副作用等についてお示しいたします。 
 
樹状細胞ワクチン療法)
成分採血時:めまい、吐き気(迷走神経反射)、口の周り・手足のしびれ等
細胞培養時:培養時の細菌等の汚染等
ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱