この症例のポイント
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平滑筋肉腫ステージⅣの67歳女性。上腕骨・後腹膜・肋骨・肝臓・肺・副腎など数ヶ月ごとに再発・転移を繰り返し、そのたびに摘出術を受けていた(悪性リンパ腫・乳がんの既往あり)。
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免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)と低用量化学療法を併用したところ、次々と現れていた再発が沈静化し、コントロールされた。
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初診時は一人での外出が困難だったが、治療後は一人での外出がまったく問題なくなるまでQOLが改善し、日常生活に支障なく外来通院中。
再発・転移を繰り返す肉腫の治療をお探しの方へ
この症例では——
数ヶ月ごとに再発を繰り返していた平滑筋肉腫が、免疫療法と低用量化学療法の併用で再発がコントロールされ、QOLも改善しました。
「肉腫の再発・転移を繰り返している」「手術以外の選択肢を知りたい」という方は、まずご相談ください。
平滑筋肉腫は、血管壁や内臓(子宮・消化管・後腹膜など)の平滑筋から発生する悪性腫瘍(軟部肉腫)です。悪性度が高く、手術で切除しても再発や遠隔転移(肺・肝・骨など)を繰り返すことがあります。ステージⅣは遠隔転移を伴う進行期を指し、治療の主眼は腫瘍のコントロールと生活の質(QOL)の維持になります。
治療は手術(切除可能な病変の摘出)が中心で、状況に応じて化学療法(ドキソルビシン・ゲムシタビン+ドセタキセルなど)が用いられます。ただし肉腫は化学療法の奏効率が限定的な場合があり、再発を繰り返す症例では治療選択が難しくなります。
再発・転移を繰り返す平滑筋肉腫では、外科的切除だけでは追いつかないことがあります。当グループでは、標準治療(化学療法)を土台に、免疫を活性化する樹状細胞ワクチン療法(SynerTri®のアクセル)を組み合わせる設計を行うことがあります。本症例では低用量の化学療法と免疫療法を併用しました。
| SynerTri®の役割 | 本症例での対応 |
|---|---|
| スイッチ(局所制御) | 上腕骨・後腹膜・肋骨・肝臓・副腎など、再発・転移巣を繰り返し外科的に切除 |
| アクセル(免疫活性化) | 樹状細胞ワクチン療法で、がん特異的免疫を誘導 |
| 標準治療(化学療法) | 低用量化学療法を併用(大学病院にて実施) |
以下は、平滑筋肉腫ステージⅣで再発・転移を繰り返した67歳女性が、免疫療法と低用量化学療法の併用で再発がコントロールされ、QOLも改善した症例です。治療効果には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 診断名 | 平滑筋肉腫 ステージⅣ(多発再発・転移) |
| 既往歴 | 悪性リンパ腫、乳がん |
| 紹介元 | T大学医科学研究所病院 教授 |
| 年齢・性別 | 67歳 女性 |
| 治療法 | 複数回の外科的切除+樹状細胞ワクチン療法+低用量化学療法(併用) |
| 治療期間・回数 | 樹状細胞ワクチン療法は、1セット(7回)を1つのクール(治療単位)として実施します。本療法は、最初のクールを終えたあとも治療を継続される方が多くいらっしゃいます。 |
| 治療費 | 当院の治療はすべて自費診療(保険適用外)です。費用は改定される場合があるため、最新の金額は料金表をご確認ください。なお、クール終了後に治療を継続される場合は、別途費用がかかります。 |
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 20XX年4月 | 定期健診で腹部腫瘍を指摘され、手術を実施。 |
| 20XX+2年10月 | 右上腕骨の病的骨折。平滑筋肉腫の再発転移と診断され、摘出術を施行。 |
| 20XX+3年9月 | 後腹膜への再発転移を診断。 |
| 20XX+4年1月 | 後腹膜転移の摘出術を施行。その後まもなく、左第11肋骨・肝臓・肺への再発転移を指摘。 |
| 20XX+4年4月 | 肋骨転移性骨腫瘍の摘出術を施行。 |
| 20XX+4年6月 | 肝臓部分切除(6箇所)および左副腎摘出術を施行。数ヶ月ごとに再発・転移を繰り返す状況だった。 |
| 20XX+4年7月 | T大学医科学研究所病院の教授より当院を紹介され、免疫療法を検討。 |
| 20XX+4年8月 | 樹状細胞ワクチン療法を開始(当初2週間に1回のペース)。 |
| 20XX+4年9月 | 大学病院で低用量化学療法を併用開始。 |
| その後〜現在 | 再発・進行がコントロールされ、日常生活に支障なく外来通院中。初診時は一人での外出が困難だったが、一人での外出がまったく問題なくなるまで改善した。 |

当グループでは、標準治療(抗がん剤)を土台としつつ、プラスアルファで免疫の働きで後押ししていきます。進行がんでも免疫の働きを強化するために、患者さまの状況に応じて複合的に免疫を改善させる独自のプロトコルSynerTri®(シナトリ/学術名 iCCI)で個別に免疫治療を設計します。
本症例では、数ヶ月ごとに再発・転移を繰り返す難しい状況に対し、局所療法〈スイッチ〉として複数回の外科的切除を行いつつ、標準治療としての低用量化学療法に、免疫を活性化する〈アクセル〉である樹状細胞ワクチン療法を併用しました。併用開始後、次々と現れていた再発がコントロールされ、QOLの改善も得られています。
樹状細胞ワクチン療法の副作用は基本的にほとんど認められませんが、以下の可能性があります。なお、化学療法を併用する場合は、化学療法に伴う副作用も生じ得ます。
治療効果には個人差があります。同様の効果を保証するものではありません。
肉腫の再発・転移のコントロールや、免疫療法と化学療法の併用について、現在の治療歴・体力・検査結果をもとに個別に治療を設計します。まずはご相談ください。

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