コラム
 

膵臓がんと闘うための食事療法とは?          

2023年のがん治療学会で膵臓がんに対する食事療法(ケトジェニックダイエット)が報告されました。

食事を工夫するだけで、術後に再発した膵臓がんが9ヶ月間、進行を抑えることができたという内容です。 厳格な糖質制限、高脂質食であるケトジェニックダイエット(ケトン食)は、抗がん剤といった細胞毒性による副作用のリスクを伴わず、膵臓がんの進行を効果的に抑制する可能性があります。

課題は二つあり、私自身もこの療法を体験をしましたが、好きな食べたいものが食べられないということ、下痢をしやすくなることでしょうか。
ただでさえ、膵臓がんによる痛みや抗がん剤治療の副作用で食事量が減っている膵臓がんの患者さまに取ってはきついので、それなりの覚悟が必要な療法といえます。

当グループでは、本療法専門の医師が3か月間集中して1日三食、この食事療法の管理をしていきます。 栄養バランスの観点から免疫療法との相性がいいもその特徴の一つです。膵臓がんをはじめとする多くのがん患者さまが取り組んでいますので、気兼ねなくご相談ください。

膵臓がんの食事療法:がん治療学会の報告

プレシジョンクリニックグループ
医師 矢﨑