大腸がん 63歳 女性
大腸がんステージⅣで、有効な抗がん剤もなくなり、困り果てていた患者さまです。副作用の少ない抗がん剤+プレシジョン免疫療法を受けて、腹膜の転移が改善し、元気に日常生活を送ることができるようになりました。
診断名:大腸がん術後、卵巣・腹膜転移
経過:
大腸がんの診断で手術+抗がん剤を行いましたが、卵巣と腹膜に転移が出現(再発)したため、再び手術を行いました。再手術後に2種類目の抗がん剤を開始。
1年半は良く効いていましたが、その後に再々発。3種類目の抗がん剤を開始することになりました。
この3種類目の抗がん剤も効かなくなってきたため、新たな4種類目の抗がん剤に併用する形でプレシジョン免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)を開始することになりました。
これらの治療で、長年の懸念であった腹膜播種と腹水が消失するようになりました。
画像:画像上、腹膜播種の消失と腹水の消失
治療期間・回数:
樹状細胞ワクチン療法(4ヶ月・7回投与)
費用:
樹状細胞ワクチン療法(約280万円/セット(7回))
副作用・リスク:
プレシジョン免疫療法の副作用は基本的にほとんど認められることはありませんが、未知の副作用等が起こる可能性は否定できません。以下に、可能性のある副作用等についてお示しいたします。
樹状細胞ワクチン療法)
成分採血時:めまい、吐き気(迷走神経反射)、口の周り・手足のしびれ等
細胞培養時:培養時の細菌等の汚染等
ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱
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