症例6)乳がんステージ4、余命半年宣告からの5年お元気

乳がん 43歳 女性

乳がんステージⅣで、主治医から余命半年といわれた患者さまです。抗がん剤+プレシジョン免疫療法で乳がんは著明に縮小。その後はホルモン治療を継続しながら、約5年経過し、現在も元気にしています。

診断名:乳がん 腋窩リンパ節転移 多発肝転移

経過:
20XX年1月:乳がん、腋窩リンパ節転移、多発肝転移と診断。ER(+)、PgR(+)、HER2(3+)。主治医から予後は6か月と説明された。
20XX年3月:抗がん剤( ハーセプチン+パージェタ)開始。
20XX年4月:プレシジョン免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)を開始。
20XX年5月:CTで著明に腫瘍は縮小。→抗がん剤はハーセプチン単剤へ。
20XX+3年7月:抗がん剤は終了し、ホルモン治療へ変更
20XX+5年10月:診断から4年9か月、生存中。

画像:CT、PER-CTにおいて、原発部位や多発肝転移が著明に縮小しました。

治療期間・回数:
樹状細胞ワクチン療法(4ヶ月・7回投与)

費用:
樹状細胞ワクチン療法(約280万円/セット(7回))

副作用・リスク:
プレシジョン免疫療法の副作用は基本的にほとんど認められることはありませんが、未知の副作用等が起こる可能性は否定できません。以下に、可能性のある副作用等についてお示しいたします。 
 
樹状細胞ワクチン療法)
成分採血時:めまい、吐き気(迷走神経反射)、口の周り・手足のしびれ等
細胞培養時:培養時の細菌等の汚染等
ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱