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卵巣がんステージ4、抗がん剤は拒否され、プレシジョン免疫療法のみで腫瘍マーカーの正常化、PET-CTによる腫瘍の縮小

卵巣がん 64歳 女性

卵巣がんの術後に再発した患者さまです。抗がん剤は拒否され、プレシジョン免疫療法のみで、腫瘍マーカーの正常化、PET-CTによる腫瘍の縮小を認めました。

診断名:卵巣がん術後、腎転移、リンパ節転移

経過:
卵巣がんの診断でK大学病院で手術、術後1年半ほど他院で免疫療法を受けられていました。術後3年を経過したころに定期検査で腫瘍マーカーの上昇、エコー検査・CTにて右腎の転移(右腎62×47mm、その内側に径35㎜)、リンパ節転移(骨盤内左側)が見つかり、抗がん剤治療ということになりましたが、患者さまはそれを拒否。プレシジョン免疫療法(放射線療法+樹状細胞ワクチン療法(局所投与))を開始することになりました。

腫瘍マーカー:
CA125(35以下 U/mL)が70台から、治療開始後に正常値に戻りました。

画像:
腎転移(局注部):縮小、骨盤内リンパ節転移: 縮小、新たな肝転移あり

治療期間・回数:
樹状細胞ワクチン療法(4ヶ月・7回投与)

費用:
樹状細胞ワクチン療法(約280万円/セット(7回))

副作用・リスク:
プレシジョン免疫療法の副作用は基本的にほとんど認められることはありませんが、未知の副作用等が起こる可能性は否定できません。以下に、可能性のある副作用等についてお示しいたします。 
 
樹状細胞ワクチン療法)
成分採血時:めまい、吐き気(迷走神経反射)、口の周り・手足のしびれ等
細胞培養時:培養時の細菌等の汚染等
ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱

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