滑膜肉腫 42歳 女性 左大腿部発症の滑膜肉腫の患者さまです。手術・抗がん剤後も再発を繰り返しており、ついに治療選択肢がなくなり、当グループに受診されました。現在は、プレシジョン免疫療法のみで経過観察中ですが、転移部位の増悪はなく、良好な経過をたどっています。 診断名:左大腿滑膜肉腫、転移性肺腫瘍 経過: 20XX年:左大腿部の倦怠感があり、精査したところ滑膜肉腫と診断。手術+抗がん剤治療となった。 20XX+3年2月:転移性肺腫瘍を確認。右肺の中、下葉切除、リンパ節郭清術を行った。 20XX+11年7月:右肺動脈本幹に再発したため、残存右肺全摘手術を施行。 20XX+12年11月:左大腿部に再発。大腿部の腫瘍を大腿神経とともに切除。 20XX+15年12月:左肺に小腫瘤が出現。精査の結果、肺転移であったが、手術はできないと宣告された。 20XX+17年11月:ご本人、ご家族がプレシジョンクリニックグループの治療を受けたいということで、翌年(20XX+18年)1月よりプレシジョン免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)を開始。1セット終了後も左肺の転移は増悪せず、良好に経過。 治療期間・回数: 樹状細胞ワクチン療法(4ヶ月・7回投与) 費用: 樹状細胞ワクチン療法(約280万円/セット(7回)) 副作用・リスク: プレシジョン免疫療法の副作用は基本的にほとんど認められることはありませんが、未知の副作用等が起こる可能性は否定できません。以下に、可能性のある副作用等についてお示しいたします。 樹状細胞ワクチン療法) 成分採血時:めまい、吐き気(迷走神経反射)、口の周り・手足のしびれ等 細胞培養時:培養時の細菌等の汚染等 ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱
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