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子宮平滑筋肉腫が手術の5年後に再発した50代女性|再発巣の切除後に樹状細胞ワクチン療法を続けた、再発から8年までの経過

この症例のポイント

  • 相談時の状況:子宮筋腫の診断で子宮全摘術を受け、病理検査で子宮平滑筋肉腫と分かった50代の女性です。手術の5年後に再発し、再発巣(原発部位・卵巣・卵管)を切除しました。
  • 検討した課題:再発巣の切除を土台にして、再び再発させないために何を続けるかを検討しました。
  • 行った治療と経過:切除から3か月後に樹状細胞ワクチン療法を始め、間隔を延ばしながら半年に1回のペースで続けています。再発から8年の時点で子宮平滑筋肉腫の再々発はなく、毎年フルマラソンに参加するほど健康を維持しています。

肉腫が再発し、再発巣を切除したあとの方へ。
手術のあとに、組み合わせられるものがあります。

切除のあとに何を続けられるかを、一緒に考えませんか。
まずは、これまでの治療と現在の状況をお聞かせください。
初診では、医師が資料を確認したうえで、選択肢・当院での治療の適否・費用とリスクをご説明します。
ご相談と初診は無料です(2回目以降の診察は有料です)。

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    Case Report ─ 当院で治療を行った子宮平滑筋肉腫の症例

    重要症例

    子宮平滑筋肉腫
    再発
    50代
    女性
    樹状細胞ワクチン療法
    再発から8年時点で再々発なし

    子宮平滑筋肉腫の再発巣を切除したあと、樹状細胞ワクチン療法を続けた経過

    手術の5年後に子宮平滑筋肉腫が再発し、再発巣の切除のあとに当院へ相談があった患者さまの経過をご紹介します。子宮平滑筋肉腫の解説は、症例のあとにまとめています。

    患者情報

    項目 内容
    診断名 子宮平滑筋肉腫(再発)
    年齢・性別 50代 女性
    治療法 再発巣(原発・卵巣・卵管)切除+樹状細胞ワクチン療法

    相談時の状況と、検討した課題

    子宮筋腫の診断で子宮全摘術を受け、術後の病理検査で子宮平滑筋肉腫と分かりました。その5年後に再発し、原発部位・卵巣・卵管の切除術を受けられました。

    当院へのご相談は、再発巣の切除のあとでした。検討の課題は、再び再発させないために、切除のあとに何を続けるかでした。当院では、切除から3か月後に樹状細胞ワクチン療法を始め、経過を確認しながら続けました。

    経過観察のなかで、肺に小さな腫瘤が見つかり、大きくなったため切除しました。病理検査では、子宮平滑筋肉腫の転移ではなく、別の早期の肺腺がん(ステージ1)でした。こちらは切除で対応し、子宮平滑筋肉腫に対する樹状細胞ワクチン療法は続けました。

    治療経過

    時期 内容
    20XX年9月 子宮筋腫の診断で子宮全摘術を施行。術後病理検査で子宮平滑筋肉腫と判明。
    20XX+5年7月 5年後に再発。原発巣・卵巣・卵管の切除術を実施。
    20XX+5年10月 当院にて免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)を開始。
    20XX+9年10月 経過観察中に肺の腫瘤(9mm)が増大し切除。子宮平滑筋肉腫とは別の早期肺腺がん(ステージ1)と判明。
    再発から8年時点 子宮平滑筋肉腫の再々発は確認されていない。樹状細胞ワクチン療法は半年に1回のペースで継続。毎年フルマラソンに参加するほど健康を維持。
    子宮平滑筋肉腫3165 治療経過タイムライン

    治療の考え方(SynerTri®)

    当グループでは、標準治療(抗がん剤)を土台としつつ、プラスアルファで免疫の働きで後押ししていきます。進行がんでも免疫の働きを強化するために、患者さまの状況に応じて複合的に免疫を改善させる独自のプロトコルSynerTri®(シナトリ/学術名 iCCI)で個別に免疫治療を設計します。

    本症例では、再発巣(原発・卵巣・卵管)の外科的切除〈スイッチ〉のあと、免疫を活性化する〈アクセル〉として樹状細胞ワクチン療法を長期的に継続しています。切除によって放出された腫瘍抗原が樹状細胞ワクチン療法と相乗的に作用し、より強力ながん特異的免疫の誘導が期待されます。

    治療期間・回数/費用

    樹状細胞ワクチン療法は、1セット(7回)を1つのクール(治療単位)として実施します。本療法は、最初のクールを終えたあとも治療を継続される方が多くいらっしゃいます。

    当院の治療はすべて自費診療(保険適用外)です。費用は改定される場合があるため、最新の金額は料金表をご確認ください。なお、クール終了後に治療を継続される場合は、別途費用がかかります。

    副作用・リスク

    樹状細胞ワクチン療法の副作用は基本的にほとんど認められませんが、以下の可能性があります。

    • 成分採血時:口の周り・手足のしびれ、倦怠感、吐き気(迷走神経反射)等
    • 細胞培養時:細菌等による培養汚染リスク
    • ワクチン接種時:注射部位の発赤・皮疹・発熱

    治療効果には個人差があります。同様の効果を保証するものではありません。

    院長から

    手術で取れるものは取り、そのあとの時間を免疫の面から支えるのが、私たちの考え方です。この方は、再発巣の切除から3か月後に樹状細胞ワクチン療法を始め、間隔を延ばしながら今も続けておられます。切除のあとに免疫の備えを長く続けたことが、再発から8年のあいだ再々発がない経過に寄与できた可能性があると考えています。

    ご自身の場合に何ができるかは、
    資料を見てからお答えします。

    画像と検査値を見ないと、はっきりしたことはお答えできません。まずは今の状況をお聞かせください。
    【ご相談の流れ】

    ① お電話(医師または看護師が対応)またはフォームで、現在の状況をうかがいます
    ② 初診で、医師が検査結果などの資料を確認し、標準治療を含む選択肢と当院での治療の適否をご説明します
    ③ 費用とリスクをご説明します
    ご相談と初診は無料です。2回目以降の診察は有料です。

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      子宮平滑筋肉腫とは

      子宮平滑筋肉腫(子宮LMS)は、子宮の筋層を構成する平滑筋細胞から発生する悪性腫瘍(肉腫)です。良性の子宮筋腫と症状・画像所見が似ているため、手術後の病理検査で初めて診断される場合が少なくありません。子宮肉腫の中でも代表的なタイプで、悪性度が高く、根治手術後も再発率が比較的高いことが知られています。

      再発部位としては骨盤内・卵巣・肺などが多く、遠隔転移を来す場合もあります。標準治療は手術(可能な場合は病巣切除)が中心で、化学療法(ドキソルビシン系等)が検討されることもありますが、肉腫は化学療法の奏効率が他のがん種に比べて低い傾向があるとされています。

      項目 子宮平滑筋肉腫の特徴
      発生部位 子宮筋層(平滑筋細胞由来)
      診断の難しさ 良性筋腫との鑑別が困難で、術後病理で判明することが多い
      再発しやすい部位 骨盤内、卵巣・卵管、肺
      標準治療 手術(切除可能な場合)、化学療法(奏効率は限定的)

      子宮平滑筋肉腫の再発に免疫療法を組み合わせる考え方

      肉腫は化学療法の効果が限定的な場合があるため、手術後の再発予防や再発巣切除後のフォローアップとして、免疫療法を組み合わせる選択肢が検討されることがあります。当グループでは、切除後の再発予防を目的とした樹状細胞ワクチン療法(SynerTri®のアクセル)を長期的に継続する設計を行うことがあります。

      SynerTri®の役割 本症例での対応
      スイッチ(局所制御) 再発巣(原発・卵巣・卵管)の外科的切除で腫瘍量を減らし抗原放出を促進
      アクセル(免疫活性化) 樹状細胞ワクチン療法を長期継続し、再発予防を目的とした免疫賦活を図る

      よくある質問(FAQ)

      Q. 子宮平滑筋肉腫は再発しやすいがんですか?
      子宮平滑筋肉腫は悪性度が高く、根治手術後も再発率が比較的高いとされる肉腫です。本症例では子宮全摘の5年後に再発しましたが、再手術と樹状細胞ワクチン療法の継続により8年間再々発なく経過しています。治療効果には個人差があります。
      Q. 再発後に樹状細胞ワクチン療法を継続するとどのくらいの間隔で通院しますか?
      本症例では、最初のクール(7回)を実施したのち、経過に応じて投与間隔を延ばし、現在は半年に1回のペースで継続されています。継続間隔は患者さまの状態に応じて個別に設計します。
      Q. 経過観察中に別のがんが見つかった場合はどうしますか?
      本症例では経過観察中に肺の腫瘤が見つかり、切除したところ子宮平滑筋肉腫とは別の早期肺腺がん(ステージ1)と判明しました。既存のがんの再発と新たな原発がんは区別して評価する必要があるため、定期的な画像検査によるフォローアップが重要です。


      ご紹介したのは、一人の患者さまの経過です。
      そこから先は、診察でお話ししましょう。

      診断名や現在の治療が曖昧でも構いません。まずは現在の状況をお聞かせください。
      初診では、医師が資料を確認したうえで、選択肢・当院での治療の適否・費用とリスクをご説明します。(2回目以降の診察は有料です)

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        矢﨑雄一郎 プレシジョンクリニック東京院長
        監修:矢﨑 雄一郎 医師
        プレシジョンクリニック 東京院長 / 医療法人社団プレシジョンメディカルケア理事長
        東海大学医学部を卒業後、消化器外科医として医療機関に従事したのち、東京大学医科学研究所で免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)の開発に従事。現在はプレシジョンメディカルケア理事長として活躍中。専門分野は免疫療法及び消化器外科。約6,000症例の免疫療法を主導し、進行がんにおける個別化免疫治療(SynerTri®)プロトコルを確立。著書『免疫力をあなどるな!』をはじめ、医学書の執筆も手がけ、医療知識の普及にも貢献。免疫療法(樹状細胞ワクチン)の開発企業であるテラ株式会社の創業者。

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