免疫療法
投稿日:2024.10.29/更新日:2026.9.21
膵臓がん(膵臓癌)のハイボリュームセンター
この記事でわかること
ハイボリュームセンターとは、膵臓がんの手術・治療件数が多く経験の蓄積がある医療機関のこと
海外(メイヨー、MDアンダーソン、メモリアル・スローン・ケタリング、シャリテ)と国内の代表的な施設
専門チームによる診断から術後までの一貫した治療と、臨床試験へのアクセスという利点
大病院の標準治療と並行して、当院の免疫療法を組み合わせる考え方
膵臓がんの治療において「ハイボリュームセンター」とは、年間の手術件数や治療件数が多い医療機関のことを指します。ハイボリュームセンターは、膵臓がんの診断や治療において非常に豊富な経験を持つため、通常の医療機関に比べて治療成績が良好であることが知られています。特に膵臓がんのように難治性のがんにおいては、専門的なチームや最新の医療技術、複雑な手術が可能な施設があることが重要です。
膵臓がん治療で世界的に評価の高いハイボリュームセンターの一例として、以下のような病院が挙げられます:
メイヨー・クリニック(Mayo Clinic) – アメリカメイヨー・クリニックは、膵臓がんの手術、化学療法、放射線療法、そして臨床試験の実施において世界トップレベルの施設です。特に複雑な膵頭十二指腸切除術(Whipple手術)で知られています。膵臓がん治療の新しい技術や治療法に積極的に取り組んでおり、個別化医療も導入しています。
MDアンダーソンがんセンター(MD Anderson Cancer Center) – アメリカ膵臓がんの治療におけるハイボリュームセンターであり、手術だけでなく、精密放射線治療や免疫療法、分子標的薬の使用にも力を入れています。また、多くの臨床試験が行われているため、新しい治療法へのアクセスも可能です。
メモリアル・スローン・ケタリングがんセンター(Memorial Sloan Kettering Cancer Center) – アメリカ手術、化学療法、免疫療法、放射線治療の全領域において卓越した治療を提供しています。膵臓がん治療に関する最新の研究が行われており、長年にわたって高い治療成績を挙げています。
チャリティ病院(Charité University Hospital) – ドイツ欧州でもトップクラスの膵臓がん治療施設として知られています。高度な手術技術に加え、先進的な放射線治療や化学療法を提供しており、ヨーロッパにおける膵臓がん治療のハブとなっています。
これらのハイボリュームセンターでは、通常、膵臓がんの診断から治療、術後のケアまで、専門的なチームアプローチが採用されており、個々の患者に合わせた最適な治療プランを提供します。また、臨床試験への参加機会や最新の治療法が利用できる点も特徴です。
日本では、国立がん研究センター東病院や慶應義塾大学病院などが膵臓がんの治療においてハイボリュームセンターとされています。これらの施設では、手術や化学療法、放射線療法だけでなく、精密な診断と個別化治療が行われています。
当院の実例
多発肝転移を伴う膵頭部がんステージ4で抗がん剤を希望されず、樹状細胞ワクチン療法と免疫チェックポイント阻害薬で腫瘍マーカーが10万台から200台へ低下した75歳女性
閉塞性黄疸に対して大病院で減黄処置を受け、主治医からは抗がん剤を勧められましたが、副作用への不安からご本人が希望されませんでした。当院で樹状細胞ワクチン療法と免疫チェックポイント阻害薬(オプジーボ+ヤーボイ)を開始したところ、上昇し続けていたCA19-9が急速に低下し、1年半以上外来通院しながら良好に経過しています。処置や検査は大病院で、免疫療法は当院で、という役割分担で治療を続けている一例です。
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※個別の症例であり、治療効果には個人差があります。同じ結果をお約束するものではありません。
よくある質問
ハイボリュームセンターで治療中ですが、当院の治療を併用できますか?
できます。当院の患者さんの多くは、手術や抗がん剤を大学病院・がんセンターで受けながら、樹状細胞ワクチン療法 を当院で併用しています。主治医への情報提供書の作成や、抗がん剤の日程と合わせた通院計画も当院で行います。
セカンドオピニオンとして相談できますか?
できます。検査画像や治療経過をお持ちいただければ、標準治療の選択肢を整理したうえで、免疫療法を加える余地があるかを担当医がご説明します。ご相談は無料です。
地方に住んでいて通院が難しい場合は?
樹状細胞ワクチン療法は採血1回と接種7回(約4か月)で1クールです。東京・名古屋・神戸の3院のうち通いやすい院を選べるほか、まずお電話で治療歴をうかがったうえで来院回数の目安をお伝えします。クリニックの案内 もご覧ください。
膵臓がんの治療先を探している方へハイボリュームセンターとの組み合わせを、当院に相談してみませんか?
手術や標準治療は専門施設で、免疫療法は当院で、という分担ができます。主治医との連携を前提に、標準治療に重ねる設計をご提案します。 これまでの治療歴と検査結果をうかがったうえで、ひとつずつご説明します。ご相談は無料です。
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【監修者】矢﨑 雄一郎
東海大学医学部を卒業後、消化器外科医として医療機関に従事したのち、現在はプレシジョンクリニック神戸院長として活躍中。専門分野は一般外科及び消化器外科。著書『免疫力をあなどるな!』をはじめ、医学書の執筆も手がけ、医療知識の普及にも貢献。免疫療法の開発企業であるテラ株式会社の創業者。
略歴:
2000/11
遺伝子解析企業ヒュービットジェノミクス株式会社入社
2003/4
東京大学医科学研究所 細胞プロセッシング寄附研究部門研究員
2010/1
株式会社アドバンスト・メディカル・ケア 取締役
2012/3
テラ株式会社代表取締役社長 社長執行役員
2014/1
テラファーマ株式会社 代表取締役社長
2014/2
株式会社オールジーン 代表取締役社長
2014/8
テラ少額短期保険株式会社 取締役会長
2016/6
株式会社オールジーン 代表取締役社長
2016/10
テラファーマ株式会社 代表取締役会長
2019/4
医療法人社団プレシジョンメディカルケア理事
専門分野:
一般外科・消化器外科
著書:
著書『免疫力をあなどるな!』
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