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膵臓がん(膵頭部がん)ステージ4・多発肝転移|免疫療法(樹状細胞ワクチン療法・免疫チェックポイント阻害薬)で腫瘍マーカーの大幅な低下が得られた症例

膵臓がん
70代 女性
ステージⅣ
肝転移黄疸抗がん剤拒否
樹状細胞ワクチン
免疫チェックポイント阻害薬
オプジーボ(ニボルマブ)
ヤーボイ(イピリムマブ)
CA19-9の大幅低下1年以上経過良好

この症例のポイント

  • 膵頭部がんステージⅣ・多発肝転移・75歳女性の症例です。閉塞性黄疸に対し減黄処置を受けていました。
  • 主治医からは抗がん剤を勧められましたが、副作用が心配でご本人の希望により抗がん剤は行いませんでした。
  • 当院で免疫療法(樹状細胞ワクチン療法・免疫チェックポイント阻害薬〈オプジーボ(ニボルマブ)+ヤーボイ(イピリムマブ)〉)を開始しました。
  • 上昇し続けていた腫瘍マーカー(CA19-9)が大幅に低下し、1年半以上良好に経過しています。

この症例と似たような状況を目指してみませんか?

この症例では、抗がん剤を使わず、免疫療法単独で著明に改善しました。
同じように膵臓がんステージ4・多発肝転移・黄疸で、標準治療中・標準治療後の方は、
次に検討すべき治療を考えるタイミングです。ご相談は無料です。

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    診断名

    膵頭部がん ステージⅣ。多発肝転移を伴い、閉塞性黄疸に対する減黄処置を受けていました。

    治療の経過

    段階 内容
    診断・処置 多発肝転移を伴う膵頭部がん。閉塞性黄疸で緊急減黄処置。
    治療方針 主治医より抗がん剤を勧められたが、副作用が心配でご本人の希望により抗がん剤は行わず。
    免疫療法 当院で免疫療法(樹状細胞ワクチン療法・免疫チェックポイント阻害薬〈オプジーボ(ニボルマブ)+ヤーボイ(イピリムマブ)〉)を開始。
    経過 上昇し続けていた腫瘍マーカー(CA19-9)が 10万台→200台 へ急速に低下。1年半以上、外来通院しながら良好に経過。

    腫瘍マーカー基準値:CA19-9 37 U/mL以下。

    膵臓がんの治療経過
    治療の経過

    治療の考え方

    当グループでは、標準治療(抗がん剤)を土台としつつ、プラスアルファで免疫の働きで後押していきます。進行がんでも免疫の働きを強化するために、患者さまの状況に応じて複合的に免疫を改善させる独自のプロトコルSynerTri®(シナトリ/学術名 iCCI)で個別に免疫治療を設計します。

    本症例では、免疫を活性化する〈アクセル〉として樹状細胞ワクチン療法を、免疫の〈ブレーキ解除〉として免疫チェックポイント阻害薬(オプジーボ(ニボルマブ)+ヤーボイ(イピリムマブ))を組み合わせています(本症例ではご本人の希望により抗がん剤は使用していません)。

    治療期間・回数

    樹状細胞ワクチン療法は、1セット(7回)を1つのクール(治療単位)として実施します。本療法は、最初のクールを終えたあとも治療を継続される方が多くいらっしゃいます。

    費用

    当院の治療はすべて自費診療(保険適用外)です。費用は改定される場合があるため、最新の金額は料金表をご確認ください。なお、クール終了後に治療を継続される場合は、別途費用がかかります。

    副作用・リスク

    免疫療法のうち、樹状細胞ワクチン療法・活性化リンパ球療法では重い副作用が認められることはほとんどありません。一方、免疫チェックポイント阻害薬では免疫が過剰に働くことによる副作用(免疫関連有害事象)に注意が必要です。主な副作用は以下のとおりです。

    • 成分採血時:口の周り・手足のしびれ、倦怠感、吐き気(迷走神経反射)等
    • 細胞培養時:培養時の細菌等による汚染 など
    • ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱
    • (免疫チェックポイント阻害薬)免疫が過剰に働くことによる副作用:間質性肺疾患、大腸炎・下痢、1型糖尿病、肝機能障害・肝炎、甲状腺などの内分泌障害、皮膚障害、神経障害、注入時反応(インフュージョンリアクション) など

    よくある質問(FAQ)

    Q. 抗がん剤を受けずに免疫療法だけで治療することはできますか?

    できます。この症例はご本人の希望で抗がん剤を行わず、樹状細胞ワクチン療法と免疫チェックポイント阻害薬(オプジーボ+ヤーボイ)を組み合わせました。ただし標準治療を土台にする方が効果を期待しやすい場合も多いため、メリットとリスクを比較してご説明します。

    Q. オプジーボとヤーボイの併用は膵臓がんで使えますか?

    膵臓がんに対する免疫チェックポイント阻害薬の併用は保険適用外で、自由診療として実施しています。免疫関連の副作用があるため、当院では検査で免疫の状態を確認しながら、樹状細胞ワクチン療法と組み合わせて行います。

    Q. 黄疸があり減黄処置を受けています。その状態でも免疫療法は受けられますか?

    減黄処置で肝機能が安定していれば受けられる場合があります。この症例は減黄処置後に免疫療法を開始し、腫瘍マーカーが10万台から200台へ低下しました。開始の可否は血液検査で確認します。

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      ※治療効果には個人差があり、すべての患者さまに同様の結果が得られるとは限りません。また、本症例で用いた治療には、国内の保険適応や大規模臨床試験で標準治療として確立されていないものも含まれます。実際の治療は、リスクとベネフィットを評価し、ご本人の同意のもとで設計します。

      矢﨑 雄一郎 医師

      監修:矢﨑 雄一郎 医師

      プレシジョンクリニック 東京院長/医療法人社団プレシジョンメディカルケア 理事長 | 専門分野:一般外科・消化器外科

      がんゲノム情報に基づく個別化医療と免疫療法を専門とし、標準治療と組み合わせた治療設計に取り組んでいます。著書『免疫力をあなどるな!』。

      詳しい経歴はこちら

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