投稿日:2023.8.4/更新日:2023.8.4
ピロリ菌が、胃癌の主要原因の一つであることは、ご存知だと思います。
最新の研究によると、口腔癌・大腸癌でも、ある種の細菌が、腫瘍細胞・免疫細胞と相互作用し、腫瘍悪化の引き金になっているのではないかと考えられるようになってきました。
驚くことに、脳腫瘍組織内にも、細菌が発見されることがあるようです。
今回の成果は、ある種の抗生剤が、抗がん剤として使える可能性等を示唆しているとのこと。
ただし、細菌によっては、抗がん免疫能を高める‘善玉菌‘も存在するところが、細菌と腫瘍が関係を持っている場合も考えられ、複雑なようです。
次回は、膵臓癌の化学療法への反応性と細菌の関係をレポした論文をご紹介したいと思います。
(以下より引用)
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/23/042400203/
プレシジョンクリニック名古屋院長
岡崎医師監修
大阪大学医学部を卒業後、同大学院の修士課程を終了したのち、関西地方を中心に医療に従事、現在はプレシジョンクリニック名古屋院長として活躍中。専門は内視鏡診断および治療・研究開発。日本内科学会認定医や日本消化器病学会専門医、日本医師会認定産業医などの認定医を保有。
略歴:
2001/3
大阪大学医学部卒業
2001/6
大阪大学医学部附属病院内科研修医
2002/6
大阪厚生年金病院 内科 研修医