米国癌専門誌「CANCER RESEARCH」に当グループの免疫療法が掲載されました。

免疫療法

プレシジョン免疫療法が、米国の癌専門誌「CANCER RESEARCH」に掲載されました。

掲載記事は、2024年4月5日から10日に米国サンディエゴで開催される2024年度米国癌学会総会(AACR Annual Meeting 2024)でポスター発表予定の内容であり、樹状細胞ワクチン療法に放射線治療と低用量の免疫チェックポイント阻害剤を組み合わせた革新的複合免疫療法(The iCCI: innovative combination cancer immunotherapy)についてです。

ここでは、革新的複合免疫療法(The iCCI: innovative combination cancer immunotherapy)のメカニズムと、実際の下咽頭がんステージ4の治療成功例の結果を述べています。本症例は、原発、転移部位、すべてのがんの完全消失、現在まで15カ月以上再発なく経過しています。
iCCIによって、がん周囲の免疫ミクロ環境(IMAT)内で、この患者の抗腫瘍免疫能が改善された可能性が考えられ、当グループが開発しているiCCIが将来、手術不能の進行性がんを克服する有望な戦略となるだろうという内容で締めくくっています。

※樹状細胞ワクチン療法に放射線療法と免疫チェックポイント阻害剤を組み合わせたプレシジョン免疫療法は、学術的には革新的複合免疫療法The iCCI(The iCCI: innovative combination cancer immunotherapy)と表記しています。

Abstract 3741: Helper/killer hybrid epitope long peptide (H/K-HELP) cancer vaccine augments Th1-dependent CTL induction at tumor-draining lymph node to eradicate solid tumor: its application to develop an innovative combination cancer immunotherapy(iCCI)

プレシジョンクリニック
医師 矢﨑