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TOP 用語集 トロデルヴィ

2026.9.11

トロデルヴィ

Trodelvy(トロデルヴィ、一般名:サシツズマブ・ゴビテカン)は、がん治療に使用される抗体薬物複合体(ADC)で、特に転移性乳がんや尿路上皮がんなどの治療に効果があるとされています。Trodelvyは、Trop-2というタンパク質を標的にした治療薬で、このタンパク質は多くのがん細胞の表面に高濃度で発現しています。Trodelvyは、抗体ががん細胞のTrop-2に結合し、抗がん薬であるイリノテカン誘導体(SN-38)を直接がん細胞に送り込むことで、がん細胞を効果的に破壊します。

主な使用用途

  • 転移性トリプルネガティブ乳がん(mTNBC): 化学療法が無効となった後の進行がんに対して承認されています。
  • 日本では、化学療法後に増悪した手術不能・再発のトリプルネガティブ乳がん、およびHR陽性HER2陰性乳がんに対して承認されています(尿路上皮がんは適応外)。

効果

Trodelvyは、従来の化学療法が効きにくい進行がんに対して、腫瘍の縮小や進行の抑制を示す有望な結果が報告されています。臨床試験では、転移性トリプルネガティブ乳がん患者で全生存期間の延長が確認されており、尿路上皮がん患者でも有効性が示されています。

副作用

主な副作用には、以下のものが含まれます:

  • 血液学的毒性: 好中球減少症や貧血
  • 消化器系: 下痢、吐き気、嘔吐
  • 疲労感や脱力感

これらの副作用は、特に治療開始後の初期段階で強く出ることがありますが、医師の管理のもとで適切に対応されます。

使用方法

トロデルヴィは点滴静注で投与され、通常は21日間を1サイクルとして1日目と8日目に投与します。初回の投与は病院で行われ、副作用が管理可能であることを確認した後は、通院治療で投与が継続されることが多いです。

Trodelvyは、新しい治療オプションとして非常に重要な役割を果たしており、特に他の治療法が効かなくなった患者にとって、命をつなぐ希望となっています。

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