2026.6.5
FOLFIRINOXは、特に膵臓がんや一部の進行がんに対して使用される強力な化学療法の一種です。この治療は4つの薬剤の組み合わせから成り、各薬剤の名前の頭文字をとって「FOLFIRINOX」と呼ばれています。
| 略称 | 薬剤名 | 役割 |
|---|---|---|
| FOL | フォリン酸(ロイコボリン/ホリナート) | 5-FUの効果を増強する |
| F | フルオロウラシル(5-FU) | がん細胞のDNA合成を阻害し増殖を抑制する |
| IRI | イリノテカン | トポイソメラーゼ阻害剤としてDNA複製を妨げ細胞分裂を防ぐ |
| NOX | オキサリプラチン | DNAを傷つけることで細胞分裂を阻害しがん細胞を死滅させる |
FOLFIRINOXは、膵臓がんの中でも特に進行性・転移性のケースに対して効果が期待される治療法のひとつです。膵臓がんは一般に治療が難しいため、FOLFIRINOXは標準治療の一環として位置づけられ、患者の生存期間を延ばす効果が確認されています。ただし、強力な治療であるため、体力が十分にある患者に限られることが多く、副作用が強い点に注意が必要です。
FOLFIRINOXは強力な治療であるため、副作用も少なくありません。主な副作用には以下のようなものが含まれます。
FOLFIRINOXは、進行性・転移性膵臓がん患者で、比較的体力があり治療を耐えられると判断された場合に適応されることが一般的です。
プレシジョンクリニックでは、膵臓がん専門の外科医・内科医・がん薬物療法医・ゲノム解析に精通した医師がチームを組み、現在の治療状況や遺伝子変異の情報をもとに、FOLFIRINOX療法を含めたお一人おひとりに合った治療設計をご提案しています。詳しくはこちらをご覧ください。