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膵臓がん(膵尾部がん)ステージⅣ|手術と免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)・抗がん剤で6年間無再発の長期生存が得られた症例

膵臓がん
60代 女性
ステージⅣ
腹腔洗浄細胞診陽性腹膜播種
手術
TS-1
樹状細胞ワクチン
6年間無再発長期生存

この症例のポイント

  • 膵尾部がんステージⅣ・66歳女性の症例です。大学の免疫療法専門医からのご紹介で受診されました。
  • 免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)の準備(採血・培養)を行ったうえで手術を実施しましたが、手術所見で腹腔洗浄細胞診が陽性で、お腹の中にすでにがん細胞が散らばった状態(腹膜播種)でした。
  • 術後に抗がん剤(TS-1)を開始し、同時に免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)を併用しました。
  • 診断後、再発なく6年間にわたり良好に経過しており、学会でも報告された症例です。

この症例と似たような状況を目指してみませんか?

この症例では、腹膜播種から、手術と抗がん剤・免疫療法で6年間無再発の長期生存を実現しました。
同じように膵臓がんステージ4で、標準治療中・標準治療後の方は、
次に検討すべき治療を考えるタイミングです。ご相談は無料です。

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    診断名

    膵臓がん(膵尾部がん) ステージⅣ。手術所見で腹腔洗浄細胞診が陽性でした。

    治療の経過

    段階 内容
    紹介・受診 大学の免疫療法専門医からのご紹介で、当グループを受診されました。
    治療準備・手術 免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)の準備(採血・培養)を行ったうえで、連携病院にて手術を実施。
    手術所見 腹腔洗浄細胞診が陽性で、お腹の中にすでにがん細胞が散らばった状態でした。
    術後治療 抗がん剤(TS-1)を開始し、同時に免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)を併用。
    経過 診断後、再発なく6年間にわたり良好に経過。連携病院の主治医からも良好な経過として評価され、学会でも報告された症例です。

    治療の考え方

    当グループでは、標準治療(手術・抗がん剤)を土台としつつ、プラスアルファで免疫の働きで後押していきます。進行がんでも免疫の働きを強化するために、患者さまの状況に応じて複合的に免疫を改善させる独自のプロトコルSynerTri®(シナトリ/学術名 iCCI)で個別に免疫治療を設計します。

    本症例では、標準治療としての手術・抗がん剤(TS-1)に、免疫を活性化する〈アクセル〉として免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)を組み合わせています。手術前から免疫療法の準備(採血・培養)を進め、術後の早い段階から免疫療法を併用する設計としました。

    治療期間・回数

    樹状細胞ワクチン療法は、1セット(7回)を1つのクール(治療単位)として実施します。本療法は、最初のクールを終えたあとも治療を継続される方が多くいらっしゃいます。本症例は手術・抗がん剤と免疫療法を組み合わせた治療です。

    費用

    当院の治療はすべて自費診療(保険適用外)です。費用は改定される場合があるため、最新の金額は料金表をご確認ください。なお、クール終了後に治療を継続される場合は、別途費用がかかります。

    副作用・リスク

    免疫療法のうち、樹状細胞ワクチン療法・活性化リンパ球療法では重い副作用が認められることはほとんどありません。一方、免疫チェックポイント阻害薬では免疫が過剰に働くことによる副作用(免疫関連有害事象)に注意が必要です。主な副作用は以下のとおりです。

    • 成分採血時:採取中の全身倦怠感、口の周り・手足のしびれ など
    • 細胞培養時:培養時の細菌等による汚染 など
    • ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱
    • (免疫チェックポイント阻害薬)免疫が過剰に働くことによる副作用:間質性肺疾患、大腸炎・下痢、1型糖尿病、肝機能障害・肝炎、甲状腺などの内分泌障害、皮膚障害、神経障害、注入時反応(インフュージョンリアクション) など

    よくある質問(FAQ)

    Q. 手術の前から免疫療法の準備をするのはなぜですか?

    樹状細胞ワクチン療法は患者さんご自身の細胞を採血・培養して作るため、準備に時間がかかります。手術前に準備しておくと、術後すぐに抗がん剤と並行して免疫療法を始められます。この症例は術前に準備を行い、術後にTS-1と同時に開始しました。

    Q. 腹腔洗浄細胞診が陽性と言われました。どういう意味ですか?

    手術時にお腹の中を洗った液にがん細胞が見つかった状態で、目に見えない腹膜播種があることを意味します。再発リスクが高いとされますが、この症例は術後に抗がん剤と樹状細胞ワクチン療法を併用し、6年間再発なく経過しています。

    Q. 大学病院で治療中ですが、当院の免疫療法と両立できますか?

    両立できます。この症例は大学の免疫療法専門医からのご紹介で、連携病院での手術・抗がん剤と当院の免疫療法を組み合わせました。主治医の治療を続けながら、当院で免疫療法を並行して行う形が基本です。

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      ※治療効果には個人差があり、すべての患者さまに同様の結果が得られるとは限りません。また、本症例で用いた治療には、国内の保険適応や大規模臨床試験で標準治療として確立されていないものも含まれます。実際の治療は、リスクとベネフィットを評価し、ご本人の同意のもとで設計します。

      矢﨑 雄一郎 医師

      監修:矢﨑 雄一郎 医師

      プレシジョンクリニック 東京院長/医療法人社団プレシジョンメディカルケア 理事長 | 専門分野:一般外科・消化器外科

      がんゲノム情報に基づく個別化医療と免疫療法を専門とし、標準治療と組み合わせた治療設計に取り組んでいます。著書『免疫力をあなどるな!』。

      詳しい経歴はこちら

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