肺がん再々発、放射線治療+プレシジョン免疫療法で完全緩解

肺がん 79歳 男性

再発のリスクが高いと宣告されていた肺がん患者ですが、放射線治療+プレシジョン免疫療法で完全緩解しました。

診断名:肺がん(大細胞神経内分泌腫瘍)

経過:
上記の診断で左肺上葉切除(ステージⅡA)。
術後1年2ヵ月後:気管支周囲に再発したため、放射線治療(30回、60Gy)
術後2年3ヵ月後:再々発のために放射線治療開始、主治医からは再び再発するリスクは極めて高いと説明があったため、プレシジョン免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)を併用。
術後6年10ヵ月後:プレシジョン免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)を継続し、21回目の投与を終了。

主治医より:
診断・治療後、5年を経過したので肺がんは「完治した」「ごく一握りの経過良好のグループに入り、とても運が良かった」と説明がありました。

治療期間・回数:
樹状細胞ワクチン療法(4ヶ月・7回投与)

費用:
樹状細胞ワクチン療法(約280万円/セット(7回))

副作用・リスク:
プレシジョン免疫療法の副作用は基本的にほとんど認められることはありませんが、未知の副作用等が起こる可能性は否定できません。以下に、可能性のある副作用等についてお示しいたします。 
 
樹状細胞ワクチン療法)
成分採血時:めまい、吐き気(迷走神経反射)、口の周り・手足のしびれ等
細胞培養時:培養時の細菌等の汚染等
ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱