症例1)肛門管がんステージⅢ、手術・抗がん剤治療は行わず、免疫療法+放射線治療のみで長期安定

肛門管がん 66歳 女性

肛門管がんステージⅢ、手術・抗がん剤治療は行わず、免疫療法+放射線治療のみで長期安定している患者さまです。

診断名:肛門管がん、両鼠経リンパ節転移

経過:
下血、陰部に違和感があり、病院受診しところ、肛門管癌ステージⅢと診断されました。
手術、抗がん剤治療を勧められるも希望されず。
鼠経部に転移したリンパ節を切除し、自己がん組織を用いたプレシジョン免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)を開始しました。
放射線治療+樹状細胞ワクチン療法のみで肛門の原発がん、両鼠経リンパ節転移がCT上完全消失。
治療開始後、約2年再発なく、現在は定期検査だけで良好な経過をたどっています。

治療期間・回数:
樹状細胞ワクチン療法(4ヶ月・7回投与)

費用:
樹状細胞ワクチン療法(約280万円/セット(7回))

副作用・リスク:
プレシジョン免疫療法の副作用は基本的にほとんど認められることはありませんが、未知の副作用等が起こる可能性は否定できません。以下に、可能性のある副作用等についてお示しいたします。 
 
樹状細胞ワクチン療法)
成分採血時:めまい、吐き気(迷走神経反射)、口の周り・手足のしびれ等
細胞培養時:培養時の細菌等の汚染等
ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱