この症例のポイント
この症例と似たような状況ではありませんか?
この症例では——
抗がん剤が効かなくなった乳がんステージ4(肝転移・骨転移)に樹状細胞ワクチン療法を追加したことで、肝転移が消失し、腫瘍マーカーが正常値へ低下しました。
同じように乳がんのステージ4で、肝転移・骨転移があり、標準治療の効果に限界を感じている方は、次の治療を検討するタイミングです。
左乳がんと診断され、胸筋温存乳房切除術・リンパ節郭清術を施行。術後より補助化学療法を継続しました。術後3年目に骨転移(右第Ⅱ肋骨・左仙腸関節)が判明し、ステージⅣに移行。放射線治療後も肝転移・骨転移の進行が続き、抗がん剤を再開するも奏功しない状況で当院へご相談いただきました。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 診断・手術 | 左胸筋温存乳房切除術・リンパ節郭清術施行。術後補助化学療法(抗がん剤)開始。 |
| 術後3年目(6月) | 骨シンチにて骨転移出現(右第Ⅱ肋骨・左仙腸関節)。ステージⅣと診断。 |
| 術後3年目(10月) | 骨転移部位に放射線治療施行。画像上、肝転移および右第Ⅱ肋骨転移も確認。 腫瘍マーカー CEA:8 ng/mL(基準値超え) |
| 術後6年目(2月) | 抗がん剤を再開するも奏功せず。次の治療選択肢を検討。 |
| 術後6年目(6月) | 当院にて樹状細胞ワクチン療法(1クール)を開始。SynerTri®プロトコルで免疫治療を設計。 |
| 治療後(経過) | 画像上で肝転移の消失・右第Ⅱ肋骨転移巣の活動性の低下を確認。 腫瘍マーカー CEA:8→2 ng/mL(正常値内へ低下) |
腫瘍マーカー基準値:CEA 5 ng/mL以下
当グループでは、標準治療(抗がん剤)を土台としつつ、プラスアルファで免疫の働きで後押ししていきます。進行がんでも免疫の働きを強化するために、患者さまの状況に応じて複合的に免疫を改善させる独自のプロトコルSynerTri®(シナトリ/学術名 iCCI)で個別に免疫治療を設計します。
本症例では、標準治療としての抗がん剤に、免疫を活性化する〈アクセル〉として樹状細胞ワクチン療法を組み合わせています。
樹状細胞ワクチン療法は、1セット(7回)を1つのクール(治療単位)として実施します。本療法は、最初のクールを終えたあとも治療を継続される方が多くいらっしゃいます。
当院の治療はすべて自費診療(保険適用外)です。費用は改定される場合があるため、最新の金額は料金表をご確認ください。なお、クール終了後に治療を継続される場合は、別途費用がかかります。
免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)では副作用が認められることはほとんどありません。主な副作用は以下のとおりです。
プレシジョンクリニックでは、免疫評価・ゲノム解析をもとに、乳がんのステージ4・転移再発に対して一人ひとりの病態に合わせた樹状細胞ワクチン療法を設計しています。「標準治療に限界を感じている」「次の選択肢を知りたい」という方は、まずお気軽にご相談ください。
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