胆管がん 65歳 女性 胆管がんステージⅣの患者さまです。抗がん剤+プレシジョン免疫療法で、がんは縮小。抗がん剤は副作用のため減らしましたが、腫瘍マーカーはその後も低下していき、長期生存が得られています。 診断名:胆管がん(ステージⅣ) 経過: 2016年11月に手術不能の胆管がんと診断。抗がん剤(GEM+CDDP)が開始となりました。 2017年1月から当院のプレシジョン免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)を開始。 がんは順調に小さくなり、腫瘍マーカーも低下していきましたが、徐々に抗がん剤の副作用が強くなり、抗がん剤後1週間は体調が悪い状況が続くようになっていきました。そのため抗がん剤を2種類から1種類に減らし、生活の質(QOL)を保ちながら「元気にがんと戦う」といった目標に変更。 現在は、リンパ節転移はわずかに大きくなったものの、腫瘍マーカーはゆっくりと低下を続け、体調も回復。結果として目標通り、生活の質も改善させることができました。 胆管がんの多くは、副作用の強い抗がん剤を用いても約1年の生存とも言われますが、 2019年11月現在、患者さまは3年も元気に過ごすことが出来ています。 治療期間・回数: 樹状細胞ワクチン療法(4ヶ月・7回投与) 費用: 樹状細胞ワクチン療法(約280万円/セット(7回)) 副作用・リスク: プレシジョン免疫療法の副作用は基本的にほとんど認められることはありませんが、未知の副作用等が起こる可能性は否定できません。以下に、可能性のある副作用等についてお示しいたします。 樹状細胞ワクチン療法) 成分採血時:めまい、吐き気(迷走神経反射)、口の周り・手足のしびれ等 細胞培養時:培養時の細菌等の汚染等 ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱
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