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TOP 症例 乳がん HER2陽性乳がんステージⅣ(多発肝転移)に抗HER2療法と樹状細胞ワクチン療法を併用し、原発巣・肝転移が著明に縮小、診断から5年経過した43歳女性の症例|プレシジョンクリニック

HER2陽性乳がんステージⅣ(多発肝転移)に抗HER2療法と樹状細胞ワクチン療法を併用し、原発巣・肝転移が著明に縮小、診断から5年経過した43歳女性の症例|プレシジョンクリニック

この症例のポイント


乳がんステージⅣ(腋窩リンパ節転移・多発肝転移、HER2陽性)と診断され、主治医から大変厳しい状況と説明された43歳女性。


抗HER2療法(ハーセプチン+パージェタ)を開始し、まもなく免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)を併用したところ、CTで原発巣・肝転移が著明に縮小


その後、抗がん剤を2剤から1剤へ、さらに抗HER2療法自体を終了しホルモン治療へと段階的に治療を減らしながら、診断から5年経過し元気に過ごされている。

HER2陽性乳がん・多発肝転移の治療をお探しの方へ

この症例では——
抗HER2療法に樹状細胞ワクチン療法を併用し、原発巣・肝転移が著明に縮小し、治療を段階的に減らしながら5年経過しています。

「多発肝転移で厳しい状況と言われた」「治療の負担を減らしたい」という方は、まずご相談ください。

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HER2陽性乳がんとは

乳がん細胞の表面にあるHER2タンパクが過剰に発現しているタイプをHER2陽性乳がんと呼びます。かつては進行が速く予後不良とされていましたが、トラスツズマブ(ハーセプチン)ペルツズマブ(パージェタ)といった抗HER2療法の登場により、転移のある進行期でも長期の病勢コントロールが期待できるようになってきました。本症例のようにER・PgRも陽性の場合は、ホルモン療法も治療の選択肢に加わります。

転移性HER2陽性乳がんでは、肝転移・肺転移・骨転移などを来すことがあり、多発肝転移は進行度の高さを示す所見のひとつです。

抗HER2療法に免疫療法を組み合わせる考え方

抗HER2療法は治療効果が期待できる一方、長期にわたる継続が必要になる場合があります。当グループでは、標準治療である抗HER2療法を土台としつつ、免疫を活性化する樹状細胞ワクチン療法(SynerTri®のアクセル)を組み合わせる設計を検討することがあります。

SynerTri®の役割 本症例での対応
標準治療(抗HER2療法) ハーセプチン+パージェタで開始し、縮小確認後にハーセプチン単剤へ、その後ホルモン治療へ段階的に移行
アクセル(免疫活性化) 樹状細胞ワクチン療法を併用し、がん特異的免疫を誘導

よくある質問(FAQ)

Q. HER2陽性の乳がんで多発肝転移があります。どのような治療が行われますか?
HER2陽性の転移性乳がんでは、抗HER2療法(トラスツズマブ=ハーセプチン、ペルツズマブ=パージェタなど)を中心とした薬物療法が標準治療です。本症例では、抗HER2療法に樹状細胞ワクチン療法を併用したところ、開始から間もなく原発巣・肝転移が著明に縮小しました。治療効果には個人差があります。
Q. 抗がん剤を減らしたり、やめたりすることはできますか?
本症例では、著明な縮小が確認できたことをふまえ、2剤併用から1剤(ハーセプチン単独)へ、その後は抗HER2療法自体を終了しホルモン治療へと、段階的に治療の負担を減らしています。治療の縮小・変更は、画像所見や全身状態を確認しながら個別に判断します。
Q. 多発肝転移がある乳がんは厳しい状況と言われましたが、治療の選択肢はありますか?
多発肝転移を伴う乳がんは進行度が高く、厳しい状況と説明されることがあります。本症例でも診断時に大変厳しい状況と説明されましたが、抗HER2療法に樹状細胞ワクチン療法を組み合わせることで原発巣・肝転移が著明に縮小し、診断から5年経過した現在も元気に過ごされています。治療効果には個人差があります。

HER2陽性乳がんステージⅣ(多発肝転移)に抗HER2療法と樹状細胞ワクチン療法を併用し、原発巣・肝転移が著明に縮小、診断から5年経過した症例

以下は、多発肝転移を伴うHER2陽性乳がんステージⅣで大変厳しい状況と説明された43歳女性が、抗HER2療法に樹状細胞ワクチン療法を併用し、原発巣・肝転移が著明に縮小、治療を段階的に減らしながら診断から5年経過している症例です。治療効果には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。

乳がん(HER2陽性)
ステージⅣ
多発肝転移
43歳
著明に縮小
5年経過

患者情報

項目 内容
診断名 乳がん、腋窩リンパ節転移、多発肝転移(ステージⅣ)
病理学的特性 ER(陽性)、PgR(陽性)、HER2(3+)
年齢・性別 43歳 女性
治療法 抗HER2療法(ハーセプチン+パージェタ→ハーセプチン単剤→ホルモン治療)+樹状細胞ワクチン療法
治療期間・回数 樹状細胞ワクチン療法は、1セット(7回)を1つのクール(治療単位)として実施します。本療法は、最初のクールを終えたあとも治療を継続される方が多くいらっしゃいます。
治療費 当院の治療はすべて自費診療(保険適用外)です。費用は改定される場合があるため、最新の金額は料金表をご確認ください。なお、クール終了後に治療を継続される場合は、別途費用がかかります。

治療経過

時期 内容
20XX年1月 乳がん、腋窩リンパ節転移、多発肝転移と診断。主治医から「予後は6か月程度」と大変厳しい状況と説明された。
20XX年3月 抗HER2療法(ハーセプチン+パージェタ)を開始。
20XX年4月 樹状細胞ワクチン療法を開始し、抗HER2療法と併用。
20XX年5月 CT検査で腫瘍が著明に縮小していることを確認。抗HER2療法をハーセプチン単剤へ変更。
20XX+3年7月 抗HER2療法(抗がん剤)を終了し、ホルモン治療へ変更。
20XX+5年10月(診断から4年9か月) CT・PET-CTで原発巣・肝転移が著明に縮小した状態を維持。元気に生活を継続中
乳がん2958 治療経過タイムライン(HER2陽性・多発肝転移が著明に縮小し治療を段階的に減らしながら5年経過)

治療の考え方(SynerTri®)

当グループでは、標準治療(抗がん剤)を土台としつつ、プラスアルファで免疫の働きで後押ししていきます。進行がんでも免疫の働きを強化するために、患者さまの状況に応じて複合的に免疫を改善させる独自のプロトコルSynerTri®(シナトリ/学術名 iCCI)で個別に免疫治療を設計します。

本症例では、標準治療としての抗HER2療法(ハーセプチン+パージェタ)に、免疫を活性化する〈アクセル〉である樹状細胞ワクチン療法を併用しました。開始から間もなく原発巣・肝転移の著明な縮小が確認され、その後は抗HER2療法を1剤へ、さらにホルモン治療へと段階的に治療を減らしながら、診断から5年にわたり良好な経過を維持しています。

副作用・リスク

樹状細胞ワクチン療法の副作用は基本的にほとんど認められませんが、以下の可能性があります。

  • 成分採血時:めまい・吐き気(迷走神経反射)、口の周り・手足のしびれ等
  • 細胞培養時:細菌等による培養汚染リスク
  • ワクチン接種時:注射部位の発赤・皮疹・発熱

治療効果には個人差があります。同様の効果を保証するものではありません。

HER2陽性乳がん・多発肝転移の治療をお探しの方へ

HER2陽性乳がんの転移・多発肝転移の治療について、現在の治療歴・体力・検査結果をもとに個別に治療を設計します。まずはご相談ください。

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矢﨑雄一郎 プレシジョンクリニック東京院長
監修:矢﨑 雄一郎 医師
プレシジョンクリニック 東京院長 / 医療法人社団プレシジョンメディカルケア理事長
東海大学医学部を卒業後、消化器外科医として医療機関に従事したのち、東京大学医科学研究所で免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)の開発に従事。現在はプレシジョンメディカルケア理事長として活躍中。専門分野は免疫療法及び消化器外科。約6,000症例の免疫療法を主導し、進行がんにおける個別化免疫治療(SynerTri®)プロトコルを確立。著書『免疫力をあなどるな!』をはじめ、医学書の執筆も手がけ、医療知識の普及にも貢献。免疫療法(樹状細胞ワクチン)の開発企業であるテラ株式会社の創業者。

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