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子宮体癌の手術から5年後に多発リンパ節転移、抗がん剤を副作用で中止した60代女性|樹状細胞ワクチン療法を始めてからの10年の経過

子宮体がん
60代 女性
術後再発
多発リンパ節転移
抗がん剤
樹状細胞ワクチン
がんの集積消失
10年無再発

この症例のポイント

  • 相談時の状況:子宮体癌の手術から5年後に、後腹膜・骨盤・左頸部のリンパ節に転移が見つかった60代の女性です。抗がん剤を始めましたが、副作用のため中止になりました。
  • 検討した課題:抗がん剤を続けられない状態で、転移したがんに免疫の面からどう対応するかを検討しました。
  • 行った治療と経過:樹状細胞ワクチン療法を始めて3か月後のPET-CTで、腹部のがんの集積が消失しました。5年後に新しいリンパ節転移が出ましたが、抗がん剤と樹状細胞ワクチン療法の再開で再び消失し、再発の診断から10年、無再発で経過しています。

子宮体癌の再発で、抗がん剤を副作用で中止された方へ。
抗がん剤を続けられなくても、ご相談いただけます。

抗がん剤のあとに何ができるかを、一緒に考えませんか。
まずは、これまでの治療と現在の状況をお聞かせください。
初診では、医師が資料を確認したうえで、選択肢・当院での治療の適否・費用とリスクをご説明します。
ご相談と初診は無料です(2回目以降の診察は有料です)。

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    診断名

    子宮体がん術後再発。後腹膜転移・多発リンパ節転移。

    治療の経過

    段階 内容
    診断・手術 20XX年、子宮体がんと診断。子宮全摘+両側付属器切除。
    再発 20XX+5年11月、後腹膜・骨盤・左頸部にリンパ節転移。抗がん剤を開始。主治医から予後は1年半と説明。
    抗がん剤中止 20XX+6年4月、副作用のため抗がん剤を中止。
    免疫療法 20XX+6年7月、樹状細胞ワクチン療法を開始。同年10月、PET-CTで腹部のがんの集積が消失。
    再々発と再治療 20XX+11年4月、右尿管周囲のリンパ節転移が出現。抗がん剤を7月まで行い、再びがんが消失。
    継続 20XX+14年7月、樹状細胞ワクチン療法14回目を再開。20XX+15年10月時点で無再発生存中。
    治療前後のPET画像
    治療前後のPET画像

    治療の考え方

    当グループでは、標準治療(抗がん剤)を土台としつつ、プラスアルファで免疫の働きで後押していきます。進行がんでも免疫の働きを強化するために、患者さまの状況に応じて複合的に免疫を改善させる独自のプロトコルSynerTri®(シナトリ/学術名 iCCI)で個別に免疫治療を設計します。

    本症例では、標準治療としての抗がん剤に、免疫を活性化する〈アクセル〉として樹状細胞ワクチン療法を組み合わせています。抗がん剤を副作用で中止した後は、免疫療法が治療の「空白」を埋めました。

    再発を繰り返すがんでは、そのたびに抗がん剤だけで対応すると体力が削られます。免疫を底支えしておくことで、再発時にも治療を続けやすくなります。

    治療期間・回数

    樹状細胞ワクチン療法は、1セット(7回)を1つのクール(治療単位)として実施します。本療法は、最初のクールを終えたあとも治療を継続される方が多くいらっしゃいます。樹状細胞ワクチン療法は、1セット(7回)を1つのクール(治療単位)として実施します。本療法は、最初のクールを終えたあとも治療を継続される方が多くいらっしゃいます。本症例:樹状細胞ワクチン療法 4ヶ月・7回投与ののち、再発時に再開(通算14回以上)。

    費用

    当院の治療はすべて自費診療(保険適用外)です。費用は改定される場合があるため、最新の金額は料金表をご確認ください。なお、クール終了後に治療を継続される場合は、別途費用がかかります。

    副作用・リスク

    免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)では重い副作用が認められることはほとんどありません。主な副作用は以下のとおりです。

    • 成分採血時:口の周り・手足のしびれ、倦怠感、吐き気(迷走神経反射)等
    • 細胞培養時:培養時の細菌等による汚染 など
    • ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱

    院長から

    抗がん剤を続けられなくなったときに治療を空白にせず、免疫で底支えしておくのが、私たちの考え方です。この方は、副作用で抗がん剤を中止したあとに樹状細胞ワクチン療法を始め、5年後の再発時には抗がん剤と樹状細胞ワクチン療法を再開しました。免疫療法を軸に治療を途切れさせなかったことが、再発の診断から10年という経過に寄与できた可能性があると考えています。

    ご自身の場合に何ができるかは、
    資料を見てからお答えします。

    画像と検査値を見ないと、はっきりしたことはお答えできません。まずは今の状況をお聞かせください。
    【ご相談の流れ】

    ① お電話(医師または看護師が対応)またはフォームで、現在の状況をうかがいます
    ② 初診で、医師が検査結果などの資料を確認し、標準治療を含む選択肢と当院での治療の適否をご説明します
    ③ 費用とリスクをご説明します
    ご相談と初診は無料です。2回目以降の診察は有料です。

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      よくある質問(FAQ)

      Q. 余命を宣告された状態でも治療はできますか?

      この症例は余命1年半と説明された状態から治療を始め、10年以上経過しています。全身状態によって行える治療は変わりますが、まず治療歴と検査結果をもとに検討します。同じ結果をお約束するものではありません。

      Q. 抗がん剤を副作用で中止しました。次の治療はありますか?

      あります。この症例は抗がん剤中止後に樹状細胞ワクチン療法を開始し、3ヵ月後にがんの集積が消失しました。免疫療法は副作用がほとんどないため、抗がん剤を続けられない方の選択肢になります。

      Q. 一度がんが消えた後、再発したら同じ治療をまた受けられますか?

      受けられます。この症例では5年後の再発時に抗がん剤と樹状細胞ワクチン療法を再開し、再びがんが消失しました。樹状細胞ワクチンは保管した細胞を使って再開できる場合があります。

      ご紹介したのは、一人の患者さまの経過です。
      そこから先は、診察でお話ししましょう。

      診断名や現在の治療が曖昧でも構いません。まずは現在の状況をお聞かせください。
      初診では、医師が資料を確認したうえで、選択肢・当院での治療の適否・費用とリスクをご説明します。(2回目以降の診察は有料です)

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        ※治療効果には個人差があり、すべての患者さまに同様の結果が得られるとは限りません。また、本症例で用いた治療には、国内の保険適応や大規模臨床試験で標準治療として確立されていないものも含まれます。実際の治療は、リスクとベネフィットを評価し、ご本人の同意のもとで設計します。

        矢﨑 雄一郎 医師

        監修:矢﨑 雄一郎 医師

        プレシジョンクリニック 東京院長/医療法人社団プレシジョンメディカルケア 理事長 | 専門分野:一般外科・消化器外科

        がんゲノム情報に基づく個別化医療と免疫療法を専門とし、標準治療と組み合わせた治療設計に取り組んでいます。著書『免疫力をあなどるな!』。

        詳しい経歴はこちら