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直腸がんの術後2年で局所再発と肺転移が見つかり、抗がん剤を副作用で中止した60代女性|放射線療法と樹状細胞ワクチン療法を併用した経過

この症例のポイント

  • 相談時の状況:直腸がんの手術から2年後に、骨盤内の局所再発と肺転移が見つかった60代の女性です。最初の抗がん剤は強い副作用で中止となり、主治医からは「これ以上の治療選択肢がない」と説明を受けていました。
  • 検討した課題:抗がん剤が使えないため、再発した部位への放射線治療を土台にして、何を組み合わせるかを検討しました。
  • 行った治療と経過:直腸の再発部位と骨盤内リンパ節への放射線照射と並行して、樹状細胞ワクチン療法を約4か月で7回行いました。腫瘍マーカー(CEA)は正常値に改善し、再発部位のがんは消失、転移リンパ節も改善して、下肢の痛みも軽減しています。

直腸がんが再発し、「治療の選択肢がない」と言われた方へ。
診察させてください。

抗がん剤が使えなくても、何を組み合わせられるかを一緒に考えませんか。
まずは、これまでの治療と現在の状況をお聞かせください。
初診では、医師が資料を確認したうえで、選択肢・当院での治療の適否・費用とリスクをご説明します。
ご相談と初診は無料です(2回目以降の診察は有料です)。

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    Case Report ─ 当院で治療を行った直腸がんの症例

    重要症例

    直腸がん
    ステージⅣ
    局所再発
    肺転移
    60代
    女性
    放射線療法
    樹状細胞ワクチン療法
    CEA 正常化
    腫瘍縮小・消失
    QOL 改善・疼痛軽減

    直腸がんが局所再発したとき ― 放射線治療に免疫療法を組み合わせる

    直腸がんの手術から2年後に局所再発と肺転移が見つかり、抗がん剤を副作用で中止したあと、放射線療法と樹状細胞ワクチン療法を併用した患者さまの経過をご紹介します。直腸がんの再発と標準治療の解説は、症例のあとにまとめています。

    診断・経緯

    直腸がんの手術後2年で局所再発(骨盤内)と肺転移が判明しました。最初の抗がん剤治療で強い副作用が出現したため中止となり、主治医から「これ以上の治療選択肢がない」との説明を受けた状態で当院にご相談いただきました。当院では直腸再発部位と骨盤内リンパ節転移部位への放射線照射(関連施設)と樹状細胞ワクチン療法を組み合わせた複合治療を設計しました。

    治療経過

    時期 内容
    直腸がん手術 直腸がん(ステージⅣ)の手術を実施。
    手術後2年 局所再発(骨盤内)と肺転移が判明。抗がん剤を開始するも強い副作用で中止。主治医から「治療選択肢がない」と告知。
    当院での治療開始 直腸再発部位・骨盤内リンパ節転移部位への放射線照射(関連施設)と樹状細胞ワクチン療法(7回・1クール・約4ヶ月)を並行して実施。
    治療後 CEA正常値に改善。再発部位のがんが消失、転移リンパ節も改善。下肢疼痛が軽減し、QOL(生活の質)が改善。
    直腸がんステージ4(局所再発・肺転移)治療経過の画像所見

    治療の考え方(SynerTri®)

    当グループでは、標準治療(抗がん剤)を土台としつつ、プラスアルファで免疫の働きを後押しします。患者さまの状況に応じて複合的に免疫を改善させる独自プロトコルSynerTri®(シナトリ/学術名 iCCI)で個別に免疫治療を設計します。

    本症例では、抗がん剤が困難な状況のため、局所療法の〈スイッチ〉として放射線療法(直腸再発部位・骨盤内リンパ節)を、免疫を活性化する〈アクセル〉として樹状細胞ワクチン療法を組み合わせています。放射線照射によりがん細胞が崩壊し放出されたがん抗原が、樹状細胞ワクチン療法と相乗的に作用することでCEA正常化・腫瘍縮小・疼痛軽減という結果につながったと考えています。

    治療期間・回数

    樹状細胞ワクチン療法は、1セット(7回)を1つのクール(治療単位)として実施します。本症例では1クール(約4ヶ月)を実施しました。放射線療法との並行スケジュールは個別に設計します。

    費用

    当院の治療はすべて自費診療(保険適用外)です。費用は治療内容によって異なります。最新の料金は料金表をご確認ください。

    副作用・リスク

    免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)では副作用が認められることはほとんどありません。主な副作用は以下のとおりです。

    • 成分採血時:口の周り・手足のしびれ、倦怠感、吐き気(迷走神経反射)等
    • 細胞培養時:培養時の細菌等による汚染 など
    • ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱

    院長から

    抗がん剤が使えないときは、放射線で局所を叩きながら免疫を重ねるのが、私たちの組み立て方です。この方も、再発部位への放射線照射と並行して樹状細胞ワクチン療法を7回行いました。放射線で壊れたがんから出た目印を免疫が受け取ったことが、CEAの正常化や痛みの軽減という経過に寄与できた可能性があると考えています。

    ご自身の場合に何ができるかは、
    資料を見てからお答えします。

    全身状態によっては、お受けできない場合があります。画像と検査値を見ないと、はっきりしたことはお答えできません。まずは今の状況をお聞かせください。
    【ご相談の流れ】

    ① お電話(医師または看護師が対応)またはフォームで、現在の状況をうかがいます
    ② 初診で、医師が検査結果などの資料を確認し、標準治療を含む選択肢と当院での治療の適否をご説明します
    ③ 費用とリスクをご説明します
    ご相談と初診は無料です。2回目以降の診察は有料です。

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      直腸がんステージ4(局所再発・肺転移)とは

      直腸がんの手術後、骨盤内での局所再発と遠隔臓器(肺・肝臓など)への転移が同時に認められる場合、治療は特に難しくなります。局所再発は骨盤内のリンパ節・骨・神経に浸潤するケースがあり、下肢疼痛や排尿障害などの症状を引き起こすこともあります。

      再発・転移パターン 特徴
      局所再発(骨盤内) 直腸手術後に最も多い再発パターン。手術部位周辺・骨盤内リンパ節に再発する。
      肺転移 大腸がんの遠隔転移として肝臓に次いで2番目に多い。孤立性から多発性まで様々。
      局所再発+遠隔転移(本症例) 局所と遠隔の両方に再発する難治性パターン。標準治療の選択肢が限られる。

      直腸がん局所再発・肺転移後の標準治療

      化学療法(再発後)

      再発後の標準治療は化学療法(FOLFOX・FOLFIRI・XELOX など)が中心ですが、初回治療時の化学療法で強い副作用が出た場合は継続困難となることがあります。本症例でも抗がん剤の副作用により治療を中止せざるを得ない状況でした。

      放射線療法

      局所再発に対しては放射線照射が有効な局所制御手段です。骨盤内再発部位・転移リンパ節への集中照射により、腫瘍の縮小・疼痛緩和・QOL改善が期待できます。本症例では直腸再発部位と骨盤内リンパ節転移部位に放射線照射を実施しました。

      直腸がん局所再発に免疫療法を組み合わせる考え方

      抗がん剤が使用困難な状況でも、放射線療法と樹状細胞ワクチン療法を組み合わせる複合戦略(SynerTri®)を選択できます。放射線照射によりがん細胞が壊死・崩壊する際に放出されるがん抗原(ネオアンチゲン)が、樹状細胞ワクチン療法と相乗的に作用してより強力ながん特異的免疫を誘導します(アブスコパル効果)。

      特徴 ポイント
      局所制御+免疫活性化(スイッチ) 放射線で腫瘍を壊死→がん抗原放出→免疫活性化の連鎖
      がん特異的免疫を誘導(アクセル) 樹状細胞ワクチンで大腸・直腸がん細胞を標的とするキラーT細胞を増やす
      抗がん剤不要での治療設計 抗がん剤が困難な患者さまにも対応できる組み合わせ
      疼痛・QOL改善への寄与 局所制御により骨盤内圧迫症状・下肢疼痛の緩和が期待できる

      ※免疫療法は自費診療(保険適用外)です。効果には個人差があります。

      よくある質問

      Q. 抗がん剤の副作用で治療を中止した後の選択肢はありますか?
      あります。本症例では抗がん剤の副作用で中止後、樹状細胞ワクチン療法+放射線療法を組み合わせ、CEA正常化・腫瘍縮小を確認しています。抗がん剤なしでも治療の設計は可能です。治療効果には個人差があります。
      Q. 直腸がんの局所再発でCEAが高い場合、免疫療法で下がりますか?
      本症例では免疫療法と放射線療法の組み合わせでCEAが正常値まで改善しました。ただし治療効果は個人差があり、CEA値の改善を保証するものではありません。現在のCEA値・病態をもとに治療設計します。
      Q. 直腸がん再発後の下肢疼痛は免疫療法で改善しますか?
      本症例では放射線による局所制御と免疫療法の相乗効果により、下肢疼痛が軽減しQOL改善を確認しています。骨盤内再発による神経・血管への圧迫が改善された可能性があります。治療効果には個人差があります。
      Q. 「治療選択肢がない」と言われた後でも相談できますか?
      ご相談いただけます。主治医から標準治療の選択肢がないと言われた後でも、当院の複合免疫療法(SynerTri®)が対応できるケースがあります。まず現在の状況・治療歴・体力をお聞かせください。

      ご紹介したのは、一人の患者さまの経過です。
      そこから先は、診察でお話ししましょう。

      診断名や現在の治療が曖昧でも構いません。まずは現在の状況をお聞かせください。
      初診では、医師が資料を確認したうえで、選択肢・当院での治療の適否・費用とリスクをご説明します。(2回目以降の診察は有料です)

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        ※治療効果には個人差があり、すべての患者さまに同様の結果が得られるとは限りません。また、本症例で用いた治療には、国内の保険適応や大規模臨床試験で標準治療として確立されていないものも含まれます。実際の治療は、リスクとベネフィットを評価し、ご本人の同意のもとで設計します。

        矢﨑雄一郎医師 プレシジョンクリニック東京院長

        監修:矢﨑 雄一郎 医師
        プレシジョンクリニック 東京院長 / 医療法人社団プレシジョンメディカルケア理事長
        東海大学医学部を卒業後、消化器外科医として医療機関に従事したのち、東京大学医科学研究所で免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)の開発に従事。現在はプレシジョンメディカルケア理事長として活躍中。専門分野は免疫療法及び消化器外科。約6,000症例の免疫療法を主導し、進行がんにおける個別化免疫治療(SynerTri®)プロトコルを確立。著書『免疫力をあなどるな!』をはじめ、医学書の執筆も手がけ、医療知識の普及にも貢献。免疫療法(樹状細胞ワクチン)の開発企業であるテラ株式会社の創業者。

        CATEGORY

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