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大腸がんステージ4(横行結腸・肝転移再発)で術後約2年間再発なしを確認した症例|樹状細胞ワクチン療法単独による再発予防

この症例のポイント

  • 大腸がんステージ4(横行結腸・肝・リンパ節転移)で手術後にXELOX 8クール施行。1年後に肝転移再発→再手術後、抗がん剤なしで樹状細胞ワクチン療法(7回・4ヶ月)単独を開始。
  • 退院直後から免疫療法を開始し、約2年間再発なしを維持。現在は定期検査のみで経過良好。
  • 化学療法後の再発手術退院直後という早期のタイミングで免疫療法を組み込むことで、再々発を防ぐ免疫環境を構築した症例。

大腸がん肝転移再発後の再発予防をお考えの方へ

この症例では——
大腸がんステージ4(肝転移再発)で再手術直後から樹状細胞ワクチン療法を単独で開始し、約2年間再発なし・定期検査のみで良好を維持しています。

「再発手術後の次のステップを知りたい」「抗がん剤なしの選択肢を探している」方は、まずご相談ください。

大腸がんステージ4(横行結腸・肝転移)とは

横行結腸は大腸の中央部に位置し、横行結腸がんは比較的発見が遅れやすい部位です。ステージ4では肝転移・リンパ節転移など遠隔転移を伴い、手術・化学療法を行っても術後再発のリスクがあります。特に化学療法終了後1〜2年以内の肝転移再発は大腸がんで最も多い再発パターンのひとつです。

大腸がんの再発・転移パターン 特徴
肝転移(初回・最多) 化学療法後・手術後1〜2年以内の再発が多い。切除可能な場合は再手術を検討。
肝転移再発(再々発) 一度切除した後に再び肝転移が生じるケース。本症例はこのパターン。
肺・腹膜への転移 肝転移に続いて発生することがある。局所制御と全身治療の両方が必要。

大腸がんステージ4の化学療法と術後再発予防

XELOX(CAPOX)療法

大腸がんステージ4の標準的な化学療法レジメンのひとつです。カペシタビン(ゼローダ・経口)とオキサリプラチン(点滴)を組み合わせた外来通院可能なレジメンで、本症例では術後8クール(約5〜6ヶ月)を実施しました。

肝転移再発後の再手術

化学療法終了後に肝転移再発が判明した場合、転移巣が切除可能であれば再手術(肝切除)を積極的に検討します。再手術後は抗がん剤の追加が検討されますが、患者さまの体力・副作用歴・意向によって免疫療法を優先するケースもあります。

大腸がん肝転移再発手術後に免疫療法を早期に組み込む意義

肝転移の再手術後は、体内に残存する微小ながん細胞が次の再発の起点となります。退院直後・体力が回復しているうちに樹状細胞ワクチン療法を開始することで、術後の免疫活性化時期を逃さず、より強固ながん特異的免疫の構築を目指します。

特徴 ポイント
手術直後の免疫活性化(早期開始) 術後の免疫再構築タイミングを活用してワクチン効果を最大化
がん特異的免疫を誘導 大腸がん細胞を標的とするキラーT細胞を増やし、微小転移を継続排除
抗がん剤不要での実施 化学療法なしで定期検査のみでの経過観察を実現
QOLを維持しながら再発予防 副作用が少なく、日常生活を続けながら継続できる

※免疫療法は自費診療(保険適用外)です。効果には個人差があります。

よくある質問

Q. 大腸がん肝転移の再手術後に免疫療法を始めるタイミングはいつがいいですか?
術後の体力回復を確認しながら早期開始が理想的です。本症例では肝再手術後、退院直後から樹状細胞ワクチン療法を開始しました。術後早期は免疫の再構築タイミングであり、ワクチン効果を最大化しやすい時期と考えています。
Q. XELOXなどの化学療法をすでに行った後でも免疫療法は受けられますか?
受けられます。本症例でもXELOX 8クール終了後の肝再手術を経て、その後に樹状細胞ワクチン療法を開始しました。化学療法の治療歴は免疫療法の実施を妨げません。現在の免疫状態をもとに設計します。
Q. 肝転移再発後の手術後、抗がん剤なしで経過観察だけでも大丈夫ですか?
抗がん剤なしの場合でも、樹状細胞ワクチン療法で免疫監視機能を維持しながら定期検査で経過観察するという選択肢があります。本症例では術後約2年間、抗がん剤なし・免疫療法のみで再発なしを維持しています。治療効果には個人差があります。
Q. 大腸がんステージ4で健康診断(PET-CT)で発見された場合、治療選択肢はありますか?
あります。本症例はPET-CTにより発見された横行結腸がんです。発見時期・転移の状況・体力に応じて手術・化学療法・免疫療法を組み合わせた治療計画を立てます。まずご相談ください。

Case Report ─ 当院の症例

大腸がんステージ4(横行結腸・肝転移再発)で術後約2年間再発なしを確認した症例

以下は、肝再手術後に当院で樹状細胞ワクチン療法を開始し、約2年間再発なし・定期検査のみで良好を維持している46歳女性の症例です。治療効果には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。

約2年間再発なし
定期検査のみで良好
抗がん剤なし・免疫療法単独
樹状細胞ワクチン療法
大腸がん
横行結腸がん
ステージⅣ
肝転移再発
46歳・女性
XELOX 8クール
PET-CT発見

診断・経緯

健康診断のPET-CT検査にて横行結腸がん(原発・肝転移・リンパ節転移、ステージⅣ)が発見されました。原発部位・肝転移巣・リンパ節に対して外科手術を実施し、術後に抗がん剤(XELOX)を8クール施行。しかし約1年後に肝臓への再発が確認され、再手術を実施しました。退院直後から、次の再発予防を目的として当院にて樹状細胞ワクチン療法を開始しました。

治療経過

時期 内容
発見・診断 健康診断PET-CTにて横行結腸がん(肝転移・リンパ節転移、ステージⅣ)を発見。外科手術(原発・肝・リンパ節)を実施。
術後化学療法 抗がん剤(XELOX)を8クール施行。
約1年後 肝臓への再発を確認。再度、肝切除手術を実施。
退院直後 抗がん剤を使用せず、当院にて樹状細胞ワクチン療法(7回・1クール・約4ヶ月)を開始。
約2年後(現在) 再発なし。現在は定期検査のみで経過良好を維持。
治療経過イメージ

治療の考え方(SynerTri®)

当グループでは、標準治療(抗がん剤)を土台としつつ、プラスアルファで免疫の働きを後押しします。患者さまの状況に応じて複合的に免疫を改善させる独自プロトコルSynerTri®(シナトリ/学術名 iCCI)で個別に免疫治療を設計します。

本症例では、肝再手術後に抗がん剤を使用しない方針とし、免疫を活性化する〈アクセル〉として樹状細胞ワクチン療法のみを実施しました。退院直後・術後の免疫再構築タイミングを活用して早期に免疫療法を開始したことで、再手術後の微小転移を継続的に排除する免疫環境を構築し、約2年間の無再発につながったと考えています。

治療期間・回数

樹状細胞ワクチン療法は、1セット(7回)を1つのクール(治療単位)として実施します。本症例では1クール(約4ヶ月)を実施しました。術後の経過・免疫状態によっては継続をご提案することもあります。

費用

当院の治療はすべて自費診療(保険適用外)です。費用は治療内容によって異なります。最新の料金は料金表をご確認ください。

副作用・リスク

免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)では副作用が認められることはほとんどありません。主な副作用は以下のとおりです。

  • 成分採血時:めまい、吐き気(迷走神経反射)、口の周り・手足のしびれ など
  • 細胞培養時:培養時の細菌等による汚染 など
  • ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱

大腸がん肝転移後の再発予防を一緒に考えませんか

プレシジョンクリニックでは、大腸がんの手術後・再発手術後の方に対して免疫評価をもとに樹状細胞ワクチン療法を設計しています。「再発手術後の次のステップを知りたい」「抗がん剤以外の再発予防を探している」という方は、まずお気軽にご相談ください。

※治療効果には個人差があり、すべての患者さまに同様の結果が得られるとは限りません。また、本症例で用いた治療には、国内の保険適応や大規模臨床試験で標準治療として確立されていないものも含まれます。実際の治療は、リスクとベネフィットを評価し、ご本人の同意のもとで設計します。

矢﨑雄一郎医師 プレシジョンクリニック東京院長

監修:矢﨑 雄一郎 医師
プレシジョンクリニック 東京院長 / 医療法人社団プレシジョンメディカルケア理事長
東海大学医学部を卒業後、消化器外科医として医療機関に従事したのち、東京大学医科学研究所で免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)の開発に従事。現在はプレシジョンメディカルケア理事長として活躍中。専門分野は免疫療法及び消化器外科。約6,000症例の免疫療法を主導し、進行がんにおける個別化免疫治療(SynerTri®)プロトコルを確立。著書『免疫力をあなどるな!』をはじめ、医学書の執筆も手がけ、医療知識の普及にも貢献。免疫療法(樹状細胞ワクチン)の開発企業であるテラ株式会社の創業者。

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