この症例のポイント
この症例と似たような状況ではありませんか?
この症例では——
再発を繰り返した悪性リンパ腫(DLBCL)に樹状細胞ワクチン療法と放射線治療を組み合わせることで、5年間再発なしを実現しました。
同じように悪性リンパ腫で再発・再々発を繰り返し、標準治療中・標準治療後の方は、次に検討すべき治療を考えるタイミングです。
「咳・喉のつかえ」を主訴に精査したところ、悪性リンパ腫(組織型:びまん性大細胞型B細胞リンパ腫=DLBCL)と診断。縦隔腫瘤・胸水を伴うステージ4でした。高齢であることを考慮し、減量した抗がん剤を計8コース施行。いったん寛解状態となりましたが、約1年後に「呼吸苦・咳」が再燃し再発と判定されました。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 診断(10月頃) | 「咳・喉のつかえ」で受診。悪性リンパ腫(DLBCL)ステージ4(縦隔腫瘤・胸水)と診断。 |
| 初期治療 | 高齢のため減量抗がん剤を開始。2コース目より70%量に増量し、計8コース施行。 |
| 約1年後(6月) | 「呼吸苦・咳」が再燃し再発と判定。抗がん剤を再開するとともに、当院にて樹状細胞ワクチン療法(7回・1クール)を開始。 |
| 経過中 | 頸部リンパ節への再発を確認。局所に放射線治療を施行。 |
| 治療後(5年間経過) | 再発なく経過。日常生活に支障なし。樹状細胞ワクチン療法は1クールで終了。 |
当グループでは、標準治療(抗がん剤)を土台としつつ、プラスアルファで免疫の働きで後押ししていきます。進行がんでも免疫の働きを強化するために、患者さまの状況に応じて複合的に免疫を改善させる独自のプロトコルSynerTri®(シナトリ/学術名 iCCI)で個別に免疫治療を設計します。
本症例では、標準治療としての抗がん剤に、免疫を活性化する〈アクセル〉として樹状細胞ワクチン療法を、局所療法〈スイッチ〉として放射線治療(頸部リンパ節)を組み合わせています。
樹状細胞ワクチン療法は、1セット(7回)を1つのクール(治療単位)として実施します。本症例では1クール(4か月・7回投与)で治療を終了しています。本療法は、最初のクールを終えたあとも治療を継続される方が多くいらっしゃいます。
当院の治療はすべて自費診療(保険適用外)です。費用は改定される場合があるため、最新の金額は料金表をご確認ください。なお、クール終了後に治療を継続される場合は、別途費用がかかります。
免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)では副作用が認められることはほとんどありません。主な副作用は以下のとおりです。
プレシジョンクリニックでは、免疫評価をもとに悪性リンパ腫の再発・難治例に対して樹状細胞ワクチン療法を含む個別化治療を設計しています。「再発を繰り返している」「標準治療の次の選択肢を知りたい」という方は、まずお気軽にご相談ください。
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