横行結腸がんステージ4、免疫療法のみで長期生存

横行結腸がん 46歳 女性

横行結腸がんステージⅣ術後再発の患者さまです。再発後は抗がん剤は使用ず、免疫療法のみで長期生存が得られています。

診断名:横行結腸がん、肝・リンパ節転移

経過:
健康診断(PET CT)にて横行結腸がんと診断されました。原発、肝転移、リンパ節転移に対して手術。その後、術後補助療法として抗がん剤(XELOX)を開始しました。
8クール行いましたが、約1年後肝臓に再発を認め、肝臓の転移部位に対して再手術を行いました。
退院後すぐにプレシジョン免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)を開始。
肝臓の手術後は抗がん剤は使用せず、樹状細胞ワクチン療法のみで約2年再発なく、現在は定期検査だけで良好な経過をたどっています。

治療期間・回数:
樹状細胞ワクチン療法(4ヶ月・7回投与)

費用:
樹状細胞ワクチン療法(約280万円/セット(7回))

副作用・リスク:
プレシジョン免疫療法の副作用は基本的にほとんど認められることはありませんが、未知の副作用等が起こる可能性は否定できません。以下に、可能性のある副作用等についてお示しいたします。 
 
樹状細胞ワクチン療法)
成分採血時:めまい、吐き気(迷走神経反射)、口の周り・手足のしびれ等
細胞培養時:培養時の細菌等の汚染等
ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱