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肺がんステージ4(胸膜・肝・骨転移)で手術できないと言われた60代男性|抗がん剤と樹状細胞ワクチン療法を最初から並行した経過

肺がん
60代 男性
ステージⅣ
胸膜転移
肝転移
骨転移
抗がん剤
樹状細胞ワクチン
原発巣の縮小
胸水・肝転移の消失

この症例のポイント

  • 相談時の状況:両側の肺門リンパ節、胸膜、肝臓、骨(椎骨・仙骨)に転移があり、手術はできないと診断された肺がんステージⅣの60代の男性です。
  • 検討した課題:抗がん剤を土台にして、始める段階から何を並行させるかを検討しました。抗がん剤でがん細胞が壊れて免疫が学習しやすくなる時期に、免疫療法を重ねる組み立てが課題でした。
  • 行った治療と経過:抗がん剤の開始と並行して、樹状細胞ワクチン療法を4か月で7回行いました。肺がんは縮小してPETでは集積がなく「活動性の消失した瘢痕組織」との結果で、胸水と肝転移は消失し、リンパ節転移と骨転移も縮小しました。

肺がんステージ4で、抗がん剤をこれから始める方・治療中の方へ。
抗がん剤を始める前でも、治療中でも、ご相談いただけます。

抗がん剤に何を組み合わせられるかを、一緒に考えませんか。
まずは、これまでの治療と現在の状況をお聞かせください。
初診では、医師が資料を確認したうえで、選択肢・当院での治療の適否・費用とリスクをご説明します。
ご相談と初診は無料です(2回目以降の診察は有料です)。

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    診断名

    肺がん ステージⅣ。両側肺門部リンパ節転移、胸膜転移、肝転移、骨転移(椎骨、仙骨)。

    治療の経過

    段階 内容
    診断 進行肺がんのため手術不能と診断。
    治療開始 抗がん剤を開始し、並行して樹状細胞ワクチン療法を開始。
    画像 肺がんは縮小。PETでFDGの集積はなく「活動性(viability)の消失した瘢痕組織」との結果。
    転移巣 胸水は消失、肝転移は消失。リンパ節転移・骨転移は縮小。
    治療前後のCT画像(肺)
    治療前後のCT画像(肺)

    治療の考え方

    当グループでは、標準治療(抗がん剤)を土台としつつ、プラスアルファで免疫の働きで後押していきます。進行がんでも免疫の働きを強化するために、患者さまの状況に応じて複合的に免疫を改善させる独自のプロトコルSynerTri®(シナトリ/学術名 iCCI)で個別に免疫治療を設計します。

    本症例では、標準治療としての抗がん剤に、免疫を活性化する〈アクセル〉として樹状細胞ワクチン療法を最初から並行して組み合わせています。

    抗がん剤でがん細胞が壊れると抗原が放出され、免疫が学習しやすくなります。抗がん剤の開始と同時に免疫療法を重ねる設計は、当院が最も基本とする組み合わせです。

    治療期間・回数

    樹状細胞ワクチン療法は、1セット(7回)を1つのクール(治療単位)として実施します。本療法は、最初のクールを終えたあとも治療を継続される方が多くいらっしゃいます。樹状細胞ワクチン療法は、1セット(7回)を1つのクール(治療単位)として実施します。本療法は、最初のクールを終えたあとも治療を継続される方が多くいらっしゃいます。本症例:樹状細胞ワクチン療法 4ヶ月・7回投与。

    費用

    当院の治療はすべて自費診療(保険適用外)です。費用は改定される場合があるため、最新の金額は料金表をご確認ください。なお、クール終了後に治療を継続される場合は、別途費用がかかります。

    副作用・リスク

    免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)では重い副作用が認められることはほとんどありません。主な副作用は以下のとおりです。

    • 成分採血時:口の周り・手足のしびれ、倦怠感、吐き気(迷走神経反射)等
    • 細胞培養時:培養時の細菌等による汚染 など
    • ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱

    院長から

    抗がん剤でがん細胞が壊れて免疫が学習しやすくなる時期に、免疫療法を重ねるのが、私たちが最も基本にしている組み合わせです。この方は、抗がん剤の開始と並行して樹状細胞ワクチン療法を始め、4か月で7回行いました。最初から2つを並行させたことが、肺がんの縮小と、胸水・肝転移の消失という経過に寄与できた可能性があると考えています。

    ご自身の場合に何ができるかは、
    資料を見てからお答えします。

    画像と検査値を見ないと、はっきりしたことはお答えできません。まずは今の状況をお聞かせください。
    【ご相談の流れ】

    ① お電話(医師または看護師が対応)またはフォームで、現在の状況をうかがいます
    ② 初診で、医師が検査結果などの資料を確認し、標準治療を含む選択肢と当院での治療の適否をご説明します
    ③ 費用とリスクをご説明します
    ご相談と初診は無料です。2回目以降の診察は有料です。

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      よくある質問(FAQ)

      Q. 肝転移や骨転移のある肺がんでも、免疫療法は意味がありますか?

      この症例では抗がん剤と樹状細胞ワクチン療法の併用で、肝転移が消失し骨転移が縮小しました。効果には個人差がありますが、複数の転移があっても全身に働く免疫療法を重ねる意味はあります。

      Q. 抗がん剤と樹状細胞ワクチン療法は最初から同時に始められますか?

      始められます。この症例は抗がん剤と並行して免疫療法を開始しました。樹状細胞の培養に数週間かかるため、抗がん剤を始める段階で準備を進めておくと、早い時期から併用できます。

      Q. PETで「活動性の消失した瘢痕組織」とは、がんが治ったということですか?

      PETで糖の取り込み(FDG集積)がないことは、その部位に活動しているがん細胞が乏しいことを示します。ただし完全に治ったと断定するものではなく、定期的な検査で経過を確認していきます。

      ご紹介したのは、一人の患者さまの経過です。
      そこから先は、診察でお話ししましょう。

      診断名や現在の治療が曖昧でも構いません。まずは現在の状況をお聞かせください。
      初診では、医師が資料を確認したうえで、選択肢・当院での治療の適否・費用とリスクをご説明します。(2回目以降の診察は有料です)

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        ※治療効果には個人差があり、すべての患者さまに同様の結果が得られるとは限りません。また、本症例で用いた治療には、国内の保険適応や大規模臨床試験で標準治療として確立されていないものも含まれます。実際の治療は、リスクとベネフィットを評価し、ご本人の同意のもとで設計します。

        矢﨑 雄一郎 医師

        監修:矢﨑 雄一郎 医師

        プレシジョンクリニック 東京院長/医療法人社団プレシジョンメディカルケア 理事長 | 専門分野:一般外科・消化器外科

        がんゲノム情報に基づく個別化医療と免疫療法を専門とし、標準治療と組み合わせた治療設計に取り組んでいます。著書『免疫力をあなどるな!』。

        詳しい経歴はこちら


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