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肺腺がんステージ4(脳転移・骨転移)、脳転移の手術と放射線治療を受けた40代女性|樹状細胞ワクチン療法を局所投与した経過

肺がん
40代 女性
肺腺がん
ステージⅣ
脳転移
骨転移
放射線療法
樹状細胞ワクチン
原発巣の縮小
小結節の消失

この症例のポイント

  • 相談時の状況:複視と頭痛をきっかけに脳転移が見つかり、右下葉の肺腺がんと骨転移(第2胸椎・左恥骨)を伴うステージⅣと診断された40代の女性です。脳転移の手術と、大学病院での放射線治療を受けられました。
  • 検討した課題:複数の転移がある状態で、放射線治療のあとに免疫の面から何を加えられるかを検討しました。ご本人の希望を受けて、樹状細胞ワクチン療法の局所投与を検討しました。
  • 行った治療と経過:樹状細胞ワクチン療法の局所投与を4か月で7回行いました。肺の原発巣は縮小(PR)し、右肺の小結節は消失(CR)しましたが、骨転移は進行しており、次の治療の組み立てが課題として残っています。

肺がんステージ4で転移が複数あり、治療の組み立てに悩んでいる方へ。
放射線治療を終えたあとでも、これからでも、ご相談いただけます。

放射線治療に何を組み合わせられるかを、転移の部位ごとに、一緒に考えませんか。
まずは、これまでの治療と現在の状況をお聞かせください。
初診では、医師が資料を確認したうえで、選択肢・当院での治療の適否・費用とリスクをご説明します。
ご相談と初診は無料です(2回目以降の診察は有料です)。

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    診断名

    肺腺がん(右下葉)ステージⅣ。脳転移、骨転移(第2胸椎椎体・左恥骨)。

    治療の経過

    段階 内容
    発見 左目の複視・頭痛・嘔気で頭部CTを行い、肺がんの脳転移を確認。脳転移に対して手術。
    診断 右下葉の原発肺腺がん、脳転移、骨転移(第2胸椎・左恥骨)と診断。
    放射線治療 大学病院放射線科にて放射線治療。
    免疫療法 ご本人の希望で樹状細胞ワクチン療法(局所投与)を開始。
    経過 原発巣は縮小(PR)、術前にあった右肺の小結節は消失(CR)。骨転移は進行(PD)。
    治療前後のPET-CT画像(右肺)
    治療前後のPET-CT画像(右肺)

    治療の考え方

    当グループでは、標準治療(抗がん剤)を土台としつつ、プラスアルファで免疫の働きで後押していきます。進行がんでも免疫の働きを強化するために、患者さまの状況に応じて複合的に免疫を改善させる独自のプロトコルSynerTri®(シナトリ/学術名 iCCI)で個別に免疫治療を設計します。

    本症例では、局所療法〈スイッチ〉としての放射線治療に、免疫を活性化する〈アクセル〉として樹状細胞ワクチン療法の局所投与を組み合わせています。

    原発巣と肺内の小結節には効果が見られた一方、骨転移は進行しました。転移部位ごとに反応が異なる場合、免疫チェックポイント阻害薬や骨転移への放射線など、次の一手を重ねる設計が必要です。

    治療期間・回数

    樹状細胞ワクチン療法は、1セット(7回)を1つのクール(治療単位)として実施します。本療法は、最初のクールを終えたあとも治療を継続される方が多くいらっしゃいます。樹状細胞ワクチン療法は、1セット(7回)を1つのクール(治療単位)として実施します。本療法は、最初のクールを終えたあとも治療を継続される方が多くいらっしゃいます。本症例:樹状細胞ワクチン療法 4ヶ月・7回投与(局所投与)。

    費用

    当院の治療はすべて自費診療(保険適用外)です。費用は改定される場合があるため、最新の金額は料金表をご確認ください。なお、クール終了後に治療を継続される場合は、別途費用がかかります。

    副作用・リスク

    免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)では重い副作用が認められることはほとんどありません。主な副作用は以下のとおりです。

    • 成分採血時:口の周り・手足のしびれ、倦怠感、吐き気(迷走神経反射)等
    • 細胞培養時:培養時の細菌等による汚染 など
    • ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱

    院長から

    放射線で壊れたがん細胞を免疫の標的にするため、放射線治療に樹状細胞ワクチン療法を重ねるのが、私たちの組み立て方のひとつです。この方は、脳転移の手術と放射線治療のあと、ご本人の希望で樹状細胞ワクチン療法の局所投与を4か月で7回行いました。放射線のあとに免疫療法を重ねたことが、原発巣の縮小と小結節の消失という経過に寄与できた可能性があると考えています。一方で骨転移は進行しており、次の治療の組み立てが課題です。

    ご自身の場合に何ができるかは、
    資料を見てからお答えします。

    画像と検査値を見ないと、はっきりしたことはお答えできません。まずは今の状況をお聞かせください。
    【ご相談の流れ】

    ① お電話(医師または看護師が対応)またはフォームで、現在の状況をうかがいます
    ② 初診で、医師が検査結果などの資料を確認し、標準治療を含む選択肢と当院での治療の適否をご説明します
    ③ 費用とリスクをご説明します
    ご相談と初診は無料です。2回目以降の診察は有料です。

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      よくある質問(FAQ)

      Q. 脳転移や骨転移があっても免疫療法は受けられますか?

      受けられます。この症例は脳転移の手術と放射線治療の後に樹状細胞ワクチン療法を行い、肺の原発巣が縮小しました。転移部位ごとに反応が異なるため、放射線や免疫チェックポイント阻害薬との組み合わせを検討します。

      Q. 原発巣は縮んだのに骨転移が進んだのはなぜですか?

      免疫の反応は部位によって異なり、骨転移は免疫が届きにくい場所のひとつです。このような場合は、骨転移への放射線治療や免疫チェックポイント阻害薬の追加など、次の設計を重ねます。

      Q. 40代で肺がんステージ4と診断されました。治療を続けられますか?

      若い方は体力がある分、放射線・抗がん剤・免疫療法を組み合わせた治療を続けやすい傾向があります。仕事や家庭との両立も含めて、通院の設計をご相談ください。

      ご紹介したのは、一人の患者さまの経過です。
      そこから先は、診察でお話ししましょう。

      診断名や現在の治療が曖昧でも構いません。まずは現在の状況をお聞かせください。
      初診では、医師が資料を確認したうえで、選択肢・当院での治療の適否・費用とリスクをご説明します。(2回目以降の診察は有料です)

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        ※治療効果には個人差があり、すべての患者さまに同様の結果が得られるとは限りません。また、本症例で用いた治療には、国内の保険適応や大規模臨床試験で標準治療として確立されていないものも含まれます。実際の治療は、リスクとベネフィットを評価し、ご本人の同意のもとで設計します。

        矢﨑 雄一郎 医師

        監修:矢﨑 雄一郎 医師

        プレシジョンクリニック 東京院長/医療法人社団プレシジョンメディカルケア 理事長 | 専門分野:一般外科・消化器外科

        がんゲノム情報に基づく個別化医療と免疫療法を専門とし、標準治療と組み合わせた治療設計に取り組んでいます。著書『免疫力をあなどるな!』。

        詳しい経歴はこちら


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