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免疫療法

投稿日:2026.8.20/更新日:2026.10.23

免疫原性細胞死(ICD)とは|がんの死に方で免疫の反応が変わる

この記事でわかること

  • 「カルレティキュリンやATPが出た=ICD」ではありません。それらは免疫が動き出せる可能性を示すだけです
  • ICDと呼べるかどうかは、最終的に免疫がそのがんを覚えたかで決まります
  • 報告の確かさには5段階あり、世に出ている「ICDを起こす」の多くは最下段のLevel 0で止まっています
  • ヒトの第I相試験では、同じ治療でも治療前の腫瘍の状態によって効いた人と効かなかった人が分かれました
  • だから当院は「壊す」と「見せる」を分けて考え、免疫が覚えるところまでを設計します

抗がん剤や放射線でがんを叩いたあと、免疫がそのがんを覚えることがあります。この現象を免疫原性細胞死(ICD:immunogenic cell death)と呼びます。近年、免疫療法の説明のなかでこの言葉を見かける機会が増えました。

ただし、いま広く語られている説明の多くは、正確ではありません。「カルレティキュリンが出た」「ATPが放出された」といった目印をもってICDが起きたと説明されることがありますが、2026年に発表された総説は、それは誤りだと明確に述べています。結論から言えば、ICDと呼べるかどうかは、最終的に免疫がそのがんを覚えたかどうかで決まります。

免疫原性細胞死(ICD)とは ― 同じ「死ぬ」でも、免疫にとって意味が違う

がん細胞が死ぬとき、その死に方は一様ではありません。周囲に何も知らせずに静かに片づけられる死に方もあれば、周囲の免疫細胞に「ここで異常が起きた」と伝わる死に方もあります。

後者では、死んでいくがん細胞が出す信号を樹状細胞が受け取り、がんの目印(抗原)を取り込んでT細胞に提示します。教わったキラーT細胞は、同じ目印を持つがん細胞を体のどこにあっても探して攻撃するようになります。この一連の流れが起きる死に方が、免疫原性細胞死です。

患者さまにとっての意味はこうです。治療でがんを壊すという行為は、同時に免疫にとっての「教材」を作る行為でもあるということ。そして、その教材が実際に使われるかどうかは、壊し方とその後の状況で変わるということです。

「危険信号が出た=ICD」ではない ― 2026年の総説が正した誤解

ICDの説明として長く使われてきたのが、次の3つの目印です。

細胞の表面に現れるカルレティキュリン(「私を食べて」という合図)、細胞の外に放出されるATP(樹状細胞を呼び寄せる合図)、そして核から漏れ出すHMGB1(危険を知らせる合図)。これらはまとめてDAMPs(ダメージ関連分子パターン)と呼ばれます。

問題は、この3つが揃ったことをもって「ICDが起きた」と説明されてきたことです。Boaru らが International Journal of Molecular Sciences に発表した総説(2026年)は、この点をはっきり否定しました。

DAMPs、サイトカイン放出、小胞体ストレスは、ICDそのものではなく「免疫原性の可能性」を報告しているにすぎない。

ICDは、その機能的な免疫学的エンドポイント、すなわち効率的な抗原提示と抗原特異的な獲得免疫、理想的には防御的な免疫記憶に至ることによって定義されるべきである。

つまり、目印は「免疫が動き出せる条件が整ったかもしれない」ことを示すだけで、実際に動いたことの証明ではありません。同じ総説は、単一のハルマークのパネルで免疫原性を確実に予測できるものはないとも述べています。

これは、治療を選ぶ立場からすると重要な指摘です。「この治療はICDを起こします」という説明は、それ自体では結果を約束しないからです。

どこまで確かめれば「ICDが起きた」と言えるのか ― 5段階の検証基準

同じ総説は、報告の確からしさを段階的に整理する基準を提案しています。研究者向けの枠組みですが、情報を読むときの物差しとしても役に立ちます。

段階 何を確かめたか 内容
Level 0 相関するハルマーク 危険信号(DAMPs)が観察された段階。報告の多くはここで止まる。
Level 1 自然免疫の反応まで確認 自然免疫のセンサーが反応し、樹状細胞が動いたことを確認。
Level 2 抗原特異的なT細胞が育った そのがんの目印を狙うT細胞が実際に増えたことを確認。
Level 3 再びがんを入れても拒絶できた 同じがんを再び拒絶でき、それが免疫によることまで確認。研究上の決定的な証明。
Level 4 ヒトのデータで裏づけられた 複数のヒトのデータが同じ方向を示し、臨床的な意味づけができる。

世の中で「ICDを起こす」と紹介される治療の多くは、Level 0 の段階にあります。Level 0 が無意味という意味ではありません。ただ、Level 0 と Level 3 の間には大きな隔たりがあり、その差を踏まえずに語られていることが少なくない、ということです。

よくある3つの取り違え

同じ総説は、実際に起きている誤解として次の3つを挙げています。

炎症が起きた=ICD ではありません。炎症はさまざまな原因で起こります。むしろ慢性的な炎症は、免疫を抑える方向に働くこともあります。

細胞が壊れてDAMPsが出た=ICD ではありません。壊死(ネクローシス)でも危険信号は放出されますが、それだけでは抗原特異的な免疫は立ち上がりません。

治療が効いた=ICD が起きた、でもありません。腫瘍が小さくなった理由は、薬が直接がん細胞を殺したからかもしれません。効果があったことと、免疫が働いたことは別の話です。

ICDを起こすとされる治療 ― いまどこまで分かっているのか

ICDを誘導する手段として研究されているのは、抗がん剤、放射線治療、光線を使う治療、ナノ粒子を使った薬物送達などです。免疫細胞がほとんど入り込んでいない「冷たい腫瘍」を、免疫が働ける「熱い腫瘍」に変える戦略として期待されています(Zhao H, Dai S. Front Pharmacol 2026)。

ここで、前臨床と臨床の距離がよく分かる例を一つ挙げます。イベルメクチンという薬について、マウスの乳がんモデルでICDを誘導したという報告があります(Draganov D ほか. npj Breast Cancer 2021)。ATPを介した経路を調節してICDを起こし、T細胞の浸潤を増やし、免疫を抑える細胞の比率を改善したとされています。

ただし、この研究で最も注目すべきなのは別の点です。イベルメクチン単独では、腫瘍の増殖は抑えられませんでした。免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-1抗体)と併用してはじめて、腫瘍増殖の抑制と完全奏効、そして反対側に再び入れたがん細胞を拒絶する免疫の成立が確認されています。

これはすべてマウスでの前臨床研究であり、ヒトでの有効性を示したものではありません。そのうえで、この結果が示していることは重要です。ICDを起こすこと自体はゴールではなく、その後に免疫が働ける状態かどうかで結果が変わる、ということです。

ヒトでの試験も始まっている ― 低線量放射線と免疫療法を組み合わせた第I相試験

「冷たい腫瘍を熱くする」という発想は、すでにヒトでの試験に入っています。スイスのローザンヌ大学病院を中心とするグループによるRACIN試験(Ochoa-de-Olza M ほか. Clin Cancer Res 2026)は、免疫細胞が腫瘍の中に入り込めていない「免疫排除型」の多発転移がんの患者さま25人を対象とした第I相試験です。

用いられたのは、低線量放射線(LDRT)に免疫チェックポイント阻害薬(ニボルマブ+イピリムマブ)、低用量のシクロホスファミド、そしてアスピリンまたはセレコキシブを組み合わせる方法でした。

項目 結果
病勢コントロール率 42%(がんが縮小した方に、進行が止まった方を加えた割合)
特筆すべき経過 卵巣がんの1例が、3年間にわたり完全奏効を維持
安全性 グレード3以上の有害事象は12〜21%。管理可能な範囲とされた

ただしこれは比較対照のない25人の第I相試験です。主な目的は安全性の確認であり、この数字で有効性が確立したとは言えません。また複数の治療を同時に行っているため、どの要素がどれだけ効いたのかも分けられません。

それでもこの試験が重要なのは、「誰に効いて、誰に効かなかったか」まで調べている点です。効果があった方では、CD8陽性のキラーT細胞の働きが高まっており、治療前の時点からPD-1陽性のCD8陽性T細胞が腫瘍の中に存在していました。一方、効果がなかった方では、治療前から免疫を抑える方向に働く細胞(MAIT細胞や制御性NK細胞)が多く、免疫を後押しする骨髄系の細胞が腫瘍の環境に乏しかったと報告されています。

つまり、同じ治療をしても、始める前の腫瘍の状態によって結果が分かれたということです。これは本記事の主題とちょうど重なります。壊し方を工夫するだけでは足りず、免疫が働ける下地があるかどうかで結果が変わるのです。

温熱療法の例 ― 良い方向とそうでない方向が、同時に起きる

両面性が分かりやすい例をもう一つ挙げます。温熱療法(ハイパーサーミア)は、がん細胞だけでなく周囲の免疫細胞にも作用することが分かってきました。2026年の総説(Li N ほか. Front Immunol 2026)は、温熱がPD-1/PD-L1やCTLA-4だけでなく、TIGIT、Tim-3、OX40、4-1BB、マクロファージのCD47/SIRPα、樹状細胞のCD40/CD40Lといった幅広い分子の発現を調節すると整理しています。

ここで注意したいのは、この「調節」が一方向ではないことです。免疫を後押しする側の分子も、免疫にブレーキをかける側の分子も動きます。良いことだけが起きるわけではありません。なおこの総説がまとめているのは前臨床の研究であり、ヒトでの併用効果が確立したわけではありません。

当院の考え方 ― 「壊す」と「見せる」を分けて設計する

当グループでは、標準治療を土台としつつ、患者さまの状況に応じて複合的に免疫を改善させる独自のプロトコルSynerTri®(シナトリ/学術名 iCCI)で個別に免疫治療を設計します。組み立ては3つの役割に分けて考えます。

役割 手段 ICDの文脈での位置づけ
スイッチ 放射線治療などの局所療法、抗がん剤 がん細胞を壊し、免疫に見せる材料(抗原)を出す
アクセル 樹状細胞ワクチン療法 出てきた抗原を樹状細胞に覚えさせ、キラーT細胞に教える
ブレーキ解除 免疫チェックポイント阻害薬 立ち上がった免疫が、がんに抑え込まれないようにする

先ほどの総説は、ICDが強く文脈に依存すること、とりわけ樹状細胞がきちんと働けるかどうかに左右されると述べています。ここが、当院の設計と重なる部分です。

樹状細胞ワクチン療法は、患者さまご自身の樹状細胞を体外で培養し、がんの目印を覚えさせてから体内に戻す治療です。「壊す」段階と「見せる」段階を切り離して、後者を人の手で補える点に意味があると考えています。がんを壊しただけでは教材が放置されることもある、という前提に立った組み立てです。

もう一つ、先ほどのRACIN試験が示した「治療前の腫瘍の状態で結果が分かれた」という点も、当院の進め方と重なります。当院ではプレシジョンメディシンの考え方に沿って、腫瘍微小環境の検査や免疫の状態の評価を行い、いまどの段階に手を入れるべきかを見てから組み立てるようにしています。壊す手段を足すより先に、下地を確認するという順番です。

限界と、いま言えないこと

誠実にお伝えしておきたいことが3つあります。

ひとつめ。ヒトの日常診療で、ICDが起きたことを直接証明する方法は確立していません。先の5段階でいえば、臨床の場で Level 3 に相当する確認を行うことはできません。当院が治療の判断材料として見ているのは、腫瘍微小環境の検査や免疫の状態といった代替の指標であり、ICDの証明ではありません。

ふたつめ。ICDを起こすとされる薬の多くは、前臨床の段階にあります。マウスで示されたことがヒトでそのまま起きるとは限りません。当院は、国内で承認され標準治療として確立している治療を土台に置き、そのうえで免疫療法を組み合わせる方針をとっています。

みっつめ。この考え方に沿って設計しても、すべての方に同じ結果が得られるわけではありません。免疫の状態、がんの種類、これまでの治療歴によって、打てる手も反応も変わります。

当院の実例

手術を選ばず、放射線治療と樹状細胞ワクチン療法の局所投与でがんが画像上消失し、10年間再発なく経過した中咽頭がん(腺様嚢胞がん)の症例

中咽頭にできた腺様嚢胞がんに対して、手術ではなく放射線治療を選択し、あわせて樹状細胞ワクチン療法を腫瘍の近くへ局所投与しました。がんは画像上確認できなくなり、その後10年間再発なく経過されています。放射線でがんを壊し、そこで出てきた目印を樹状細胞に見せるという、本記事で述べた「壊す」と「見せる」を組み合わせた設計にあたる一例です。ただしこの経過が免疫原性細胞死によってもたらされたと証明するものではありません。

症例の詳細を見る →

※個別の症例であり、治療効果には個人差があります。同じ結果をお約束するものではありません。

まとめ

免疫原性細胞死(ICD)は、がん細胞の死に方によって免疫が動き出す現象です。ただし、カルレティキュリンやATPといった目印が出たことは、ICDが起きた証明にはなりません。それらは可能性を示すだけで、ICDと呼べるかどうかは最終的に、免疫がそのがんを覚えたかどうかで決まります。

治療を検討されるとき、「この治療はICDを起こします」という説明を聞いたら、もう一歩踏み込んで「その後、免疫が立ち上がったかをどう確認するのですか」と尋ねてみてください。がんを壊すところまでで終わらせず、その先まで設計されているかどうかが、実際の違いになります。

※治療効果には個人差があり、すべての患者さまに同様の結果が得られるとは限りません。また、免疫原性細胞死の誘導を目的として研究されている薬剤等には、国内の保険適応や大規模臨床試験で標準治療として確立されていないものも含まれます。実際の治療は、リスクとベネフィットを評価し、ご本人の同意のもとで設計します。

よくある質問

「この治療は免疫原性細胞死(ICD)を起こします」と説明されました。効果は期待できますか?

その説明だけでは、効果があるとも無いとも言えません。2026年のレビュー(Boaru DL ほか, Int J Mol Sci 2026)は、カルレティキュリンの露出やATP放出といった目印は「免疫原性の可能性」を示すにとどまり、ICDそのものの証明ではないと述べています。実際にがんに対する免疫が立ち上がったかどうかは別に確かめる必要があります。治療を検討される際は、「何が起きると期待しているのか」「それをどう確認するのか」の2つを主治医にご質問ください。

免疫原性細胞死が起きたかどうかは、検査で確かめられますか?

日常の診療でICDそのものを直接証明する検査は、現時点では確立していません。研究では、がん抗原に反応するT細胞が増えたかを調べる、動物モデルで再度がん細胞を入れても拒絶できるかを見る、といった方法が用いられます。当院では、プレシジョンメディシンの考え方に沿って、腫瘍微小環境の検査や免疫の状態の評価を治療の判断材料として使っています。ただしこれらは代替の指標であり、ICDの証明ではありません。

放射線や抗がん剤は免疫を弱めると聞きました。ICDの話と矛盾しませんか?

矛盾ではなく、どちらも起こりうるというのが実際のところです。抗がん剤や放射線は骨髄を抑えてリンパ球を減らす一方で、がん細胞を壊して免疫に見せる材料(抗原)を出す働きもあります。どちらが前に出るかは、薬の種類・線量・タイミング・その方の免疫の状態で変わります。だからこそ当院では「何を、どの順番で、どの強さで行うか」を個別に設計します。

イベルメクチンががんに効くという話を見ましたが、本当ですか?

ヒトで効果が示された治療ではありません。よく引用されるのはマウスの乳がんモデルの研究(Draganov D ほか, npj Breast Cancer 2021)で、イベルメクチンがATPを介した経路でICDを誘導し、T細胞の浸潤を増やしたと報告されています。ただしこの研究でもイベルメクチン単独では腫瘍は抑えられず、免疫チェックポイント阻害薬(抗PD-1抗体)と併用してはじめて効果がみられました。前臨床の段階であり、がん治療としてお勧めできるものではありません。

がんを「壊す」その先を、
当グループの免疫療法では考えています。
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当院では検査結果とこれまでの治療歴をもとに、いま組み合わせられる選択肢をご説明しています。
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    • Boaru DL, Fraile-Martinez O, De Castro-Martinez P, Ortega MA, Garcia-Montero C. What Is—and What Is Not—Immunogenic Cell Death? Functional Definitions, Experimental Standards, and Common Pitfalls. Int J Mol Sci. 2026;27(7):3061.(doi:10.3390/ijms27073061)
    • Draganov D, Han Z, Rana A, ほか. Ivermectin converts cold tumors hot and synergizes with immune checkpoint blockade for treatment of breast cancer. npj Breast Cancer. 2021;7:22.(doi:10.1038/s41523-021-00229-5)※マウスを用いた前臨床研究
    • Ochoa-de-Olza M, Rayroux N, Imbimbo M, ほか. Combinatorial Delivery of Low-Dose Radiotherapy and Immunotherapy to Patients with Immune-Excluded Tumors Enhances CD8+ T-cell Functionality. Clin Cancer Res. 2026;32(14):2865-2884.(doi:10.1158/1078-0432.CCR-25-2743)※第I相試験(25例)
    • Li N, Yu J, Wang R, Gong G. Recent advances in preclinical studies combining hyperthermia therapy with novel immune checkpoint targeting agents. Front Immunol. 2026;17:1722115.(doi:10.3389/fimmu.2026.1722115)※前臨床研究の総説
    • Zhao H, Dai S. Immunogenic cell death in cold tumors: transforming immune-excluded tumors into immunotherapy-sensitive lesions. Front Pharmacol. 2026;17:1732407.(doi:10.3389/fphar.2026.1732407)
    • Yaacoub K. Immunogenic Cell Death: Unlocking New Frontiers in Cancer Immunotherapy. Cancer Innov. 2026;5(3):e70069.(doi:10.1002/cai2.70069)
    監修医師:矢﨑 雄一郎医師

    監修医師

    矢﨑 雄一郎医師

    免疫療法・研究開発

    東海大学医学部を卒業後、消化器外科医として医療機関に従事したのち、東京大学医科学研究所で免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)の開発に従事。現在はプレシジョンメディカルケア理事長として活躍中。専門分野は免疫療法及び消化器外科。著書『免疫力をあなどるな!』をはじめ、医学書の執筆も手がけ、医療知識の普及にも貢献。免疫療法の開発企業であるテラ株式会社の創業者。

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