この症例のポイント
- 乳がんステージ4(肝転移・骨転移)の40歳女性。手術・抗がん剤・放射線治療を経て6年後に転移が進行。
- 抗がん剤が奏功しなくなったタイミングで樹状細胞ワクチン療法(1クール)を追加。
- 画像上で肝転移が消失し、骨転移の活動性低下・腫瘍マーカーCEAの正常化(8→2 ng/mL)を確認。
この症例と似たような状況を目指してみませんか?
この症例では、乳がんステージ4(肝転移・骨転移・40歳)で抗がん剤が効かなくなった時点で樹状細胞ワクチン療法を加え、
肝転移が画像上消失し、腫瘍マーカーCEAが8から2へ正常化しました。
同じように乳がんステージ4・肝転移・骨転移で、標準治療中・標準治療後の方は、
次に検討すべき治療を考えるタイミングです。ご相談は無料です。
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Case Report ─ 当院の乳がん改善症例
重要症例
乳がん
40代
女性
ステージⅣ
肝転移
骨転移
抗がん剤(複数)
放射線治療
樹状細胞ワクチン療法
肝転移消失
骨転移活動性低下
腫瘍マーカー正常化
乳がんの肝転移・骨転移に、抗がん剤と免疫療法を組み合わせる
ここまで転移のある乳がんの治療の考え方をご紹介しました。肝臓や骨に転移がある場合でも、抗がん剤や放射線治療に免疫の働きを後押しする方法を重ねる設計を検討できます。実際に樹状細胞ワクチン療法を併用された患者さまの経過をご紹介します。
診断・経緯
左乳がんと診断され、胸筋温存乳房切除術・リンパ節郭清術を施行。術後より補助化学療法を継続しました。術後3年目に骨転移(右第Ⅱ肋骨・左仙腸関節)が判明し、ステージⅣに移行。放射線治療後も肝転移・骨転移の進行が続き、抗がん剤を再開するも奏功しない状況で当院へご相談いただきました。
治療経過
| 時期 |
内容 |
| 診断・手術 |
左胸筋温存乳房切除術・リンパ節郭清術施行。術後補助化学療法(抗がん剤)開始。 |
| 術後3年目(6月) |
骨シンチにて骨転移出現(右第Ⅱ肋骨・左仙腸関節)。ステージⅣと診断。 |
| 術後3年目(10月) |
骨転移部位に放射線治療施行。画像上、肝転移および右第Ⅱ肋骨転移も確認。 腫瘍マーカー CEA:8 ng/mL(基準値超え) |
| 術後6年目(2月) |
抗がん剤を再開するも奏功せず。次の治療選択肢を検討。 |
| 術後6年目(6月) |
当院にて樹状細胞ワクチン療法(1クール)を開始。SynerTri®プロトコルで免疫治療を設計。 |
| 治療後(経過) |
画像上で肝転移の消失・右第Ⅱ肋骨転移巣の活動性の低下を確認。 腫瘍マーカー CEA:8→2 ng/mL(正常値内へ低下) |
腫瘍マーカー基準値:CEA 5 ng/mL以下
治療の考え方(SynerTri®)
当グループでは、標準治療(抗がん剤)を土台としつつ、プラスアルファで免疫の働きで後押ししていきます。進行がんでも免疫の働きを強化するために、患者さまの状況に応じて複合的に免疫を改善させる独自のプロトコルSynerTri®(シナトリ/学術名 iCCI)で個別に免疫治療を設計します。
本症例では、標準治療としての抗がん剤に、免疫を活性化する〈アクセル〉として樹状細胞ワクチン療法を組み合わせています。
治療期間・回数
樹状細胞ワクチン療法は、1セット(7回)を1つのクール(治療単位)として実施します。本療法は、最初のクールを終えたあとも治療を継続される方が多くいらっしゃいます。
費用
当院の治療はすべて自費診療(保険適用外)です。費用は改定される場合があるため、最新の金額は料金表をご確認ください。なお、クール終了後に治療を継続される場合は、別途費用がかかります。
副作用・リスク
免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)では副作用が認められることはほとんどありません。主な副作用は以下のとおりです。
- 成分採血時:採取中の全身倦怠感、口の周り・手足のしびれ など
- 細胞培養時:培養時の細菌等による汚染 など
- ワクチン接種時:注射部位の発赤、皮疹、発熱
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ご相談は無料です。診断名や現在の治療が曖昧でも構いません。
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※治療効果には個人差があり、すべての患者さまに同様の結果が得られるとは限りません。また、本症例で用いた治療には、国内の保険適応や大規模臨床試験で標準治療として確立されていないものも含まれます。実際の治療は、リスクとベネフィットを評価し、ご本人の同意のもとで設計します。
監修:矢﨑 雄一郎 医師
プレシジョンクリニック 東京院長 / 医療法人社団プレシジョンメディカルケア理事長
東海大学医学部を卒業後、消化器外科医として医療機関に従事したのち、東京大学医科学研究所で免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)の開発に従事。現在はプレシジョンメディカルケア理事長として活躍中。専門分野は免疫療法及び消化器外科。約6,000症例の免疫療法を主導し、進行がんにおける個別化免疫治療(SynerTri®)プロトコルを確立。著書『免疫力をあなどるな!』をはじめ、医学書の執筆も手がけ、医療知識の普及にも貢献。免疫療法(樹状細胞ワクチン)の開発企業であるテラ株式会社の創業者。